1. 結論:2027年度に押さえておきたい4つのこと
先に結論を書いておくと、2027年度の神戸大学附属中等教育学校を受けるご家庭が押さえておきたいのは、次の4つです。
- 作文が、当日の25分に変わる。配点は40点で、これまでの「学びの報告書」と同じ
- 検査は2027年1月18日(月)の午後で、終わるのは18時25分。統一入試日から数えて3日目にあたる
- 自然環境か市民社会かは、出願の時点で決まる。あとから変えることはできない
- 1月23日(土)の招集で誓約書を出すと、原則として辞退できない。当初の合格者は、ここまでに進学先を決めることになる
どれも学校の募集要項に書かれていることですが、要項を読んだだけでは、それが準備のどこに響くのかまでは見えにくい。この記事では、一つずつ、ご家庭が動ける形に置き換えていきます。
2. 2027年度の適性検査の形
まず検査の形を確かめておくと、2027年度の一般適性検査の募集要項によれば、検査は3つの領域と作文で構成され、合計340点満点になる。
| 時間 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 13:40 | 着席(14時を過ぎる遅刻は認められない) | — |
| 14:00〜14:50 | 言語表現(50分) | 100点 |
| 15:20〜16:10 | 数理探究(50分) | 100点 |
| 16:40〜17:30 | 自然環境 または 市民社会(50分) | 100点 |
| 18:00〜18:25 | 作文(25分) | 40点 |
出典:神戸大学附属中等教育学校「令和9(2027)年度入学予定 一般適性検査 募集要項」。会場は神戸大学鶴甲第1キャンパスです。内容は変更されることがあるため、学校の最新の案内でご確認ください。
出願はインターネットで、期間は2026年12月4日(金)から12月14日(月)まで、検定料は5,000円。合格発表は2027年1月21日(木)の11時(予定)で、出願サイトで確かめる形で、小学校が作る調査書の提出は求められていない。
見落としやすいのが時間割の長さで、13時40分に着席して、作文が終わるのは18時25分。4時間半を超える長丁場で、しかも最後に書くのが、自分の言葉を問われる作文になります。私立の入試で午前中に4教科を受けるのとは、体力の使い方がまったく違ってくる。冬の夕方、疲れが出てくる時間帯に25分で書き切れるかどうかも、準備のうちに入れておきたいところです。
募集人数は、一般適性検査と連携適性検査(附属小学校との連携による検査)を合わせて105名で、男女の入学者数に著しい差が生じないことを原則とする、と書かれている。2025年度までは120名だったので、2026年度から15名減ったことになります。
3. 3年分の数字から読めること
学校は、毎年の適性検査の実施状況を公表している。一般適性検査の3年分を並べると、次のようになりました。
| 入学年度 | 受検者 | 合格者 | 入学(予定)者 | 合格最低点(340点満点) | 実質競争率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 661名 | 185名 | 103名 | 男子246点・女子246点 | 3.6倍 |
| 2025年度 | 685名 | 200名 | 98名 | 男子225点・女子232点 | 3.4倍 |
| 2026年度 | 653名 | 203名 | 86名 | 男子244点・女子248点 | 3.2倍(男子2.5倍・女子4.5倍) |
出典:神戸大学附属中等教育学校「適性検査実施状況」(2024年度・2025年度・2026年度)。入学(予定)者は、2024年度が4月1日現在の入学者、2025年度が2月3日現在、2026年度が1月31日現在の入学予定者です。
合格ラインは、年度によって20点ほど動く
合格最低点を見ると、2024年度は246点、2025年度は225〜232点、2026年度は244〜248点と、年度によって20点前後の幅で動いています。得点率に直すと、おおよそ66%から73%のあいだ。
ここから言えるのは、問題の難しさが年によって違い、同じ実力でも取れる点数は年度で変わってくる、ということでしょう。過去問を使うときは、複数年度の3領域を解いて、時間内に取り組めた範囲、条件や資料の読み取り、記述での失点を比べるほうが、現在地をつかみやすくなります。過去の総合の最低点は、旧方式での参考の数字として扱っておくのがよいと思います。過去問の点数の読み方は、9月の過去問で点数が取れないときでも扱っている。
合格者数と入学予定者数には、差がある
もう一つ目を引くのが合格者と入学者の差で、2026年度は合格者203名に対して、公表時点の入学予定者は86名でした。ただし、入学しなかった方の進路や理由は、この集計だけでは分からない。
学校は、合格発表のあとに追加合格の連絡を行うことがあり、2026年度も、合格発表の日に出された学校の案内で、追加合格の連絡の手順が説明されていました。合格発表の時点で名前がなかったとしても、すぐにあきらめる必要はない、ということは知っておいてよいと思います。ただ、追加合格を期待して、併願校の手続きを遅らせることはしないでください。
2026年度は、女子の競争率が高かった
2026年度の実質競争率は全体で3.2倍でしたが、男女で分けると、男子が2.5倍、女子が4.5倍と、大きく開きました。合格最低点も、女子が248点で、男子の244点をわずかに上回っている。男女の入学者数に大きな差が出ないようにする、という原則があるため、受検者の男女比によって、こうした差が出る年があるのだと思います。ただ、これは1年分の数字なので、来年度も同じになるとは限らない。
4. 作文が「当日25分」に変わる意味
2027年度のいちばん大きな変化が作文で、2026年度までは、「学びの報告書」を学校のホームページからダウンロードして、家で書き、検査の当日に会場で提出する形でした。2027年度は、これが当日の検査の最後に、25分で書く「作文」になります。配点は、これまでと同じ40点。
何を書くのか
募集要項では、作文について、志願者が努力・工夫して取り組んできたこと(結果の成否は問わない)を、志願者自身が日本語で表現するもの、と説明されていて、これまでの学びの報告書と同じ内容になっている。
学校のQ&Aでは、学びの報告書について、小学校時代に自分が行った努力や工夫の具体的な内容を、400字程度で書くものだと説明されていた。どんな努力や工夫をしたのか、その結果、何ができるようになったのか、あるいはできなかったのか、そのうえで今後どんな努力をしていきたいのか。資格や受賞でなくてもよく、学校の外の日常の話題でもかまわない、とされています。そして、旧「学びの報告書」については、文章の上手下手ではなく、志願者自身の言葉を採点するとも書かれていました。ただし、これは自宅で書く報告書についての説明です。2027年度の作文の詳しい設問・字数・採点基準は、募集要項には書かれていないので、学校が2026年10月18日に予定している出願説明会など、今後の学校の案内で確かめておくとよいでしょう。
家で書けたものを、当日に書くということ
これまでは、家で時間をかけて考え、書き直すこともできました。ところが2027年度は、3つの検査を終えたあとの夕方に、25分で書き切ることになる。題材を選ぶところから始めていたら、25分はあっという間に過ぎてしまいます。
ただ、裏を返せば、何を書くかは前もって決めておけるということでもあります。問われるのは自分が努力や工夫をしてきたことで、これは当日になって急に変わるものではない。題材を1つ、できれば2つ、秋のうちに決めておく。それだけで、当日の25分の使い方は、ずいぶん変わってくるはずです。
ただし、題材の候補を用意しておいても、当日の設問に合わせて、内容や構成を選び直す必要があります。完成した文章を覚えておいて、そのまま書き写すような準備はおすすめしません。用意しておくのは、題材と、そのときの具体的な場面のほうです。
前もってできる準備
準備は、次の順番で進めていくと、無理がないでしょう。
- 小学校生活のなかで、努力や工夫をしたことを、思いつくだけ書き出す(うまくいかなかった話でもよい)
- そのなかから、具体的な場面を思い出せるものを1つか2つ選ぶ
- 「何をしたか」「その結果どうなったか」「これからどうしたいか」の3つに分けて、短いメモを作る
- 時間を計って、実際に書いてみる。最初は時間を気にせず、慣れてきたら25分に近づける
- 書いたものを誰かに読んでもらい、「本人の言葉」になっているかを確かめる
とくに大事なのが最後の5つ目で、旧報告書のQ&Aでも、本人の言葉で書くことが大切にされていました。大人が手を入れすぎて整った文章にすると、かえって本人の言葉が消えてしまうことがある。直すのは、事実のあいまいなところと、何を言いたいのかが伝わりにくいところだけにとどめておくのが、よいと思います。
作文は、340点満点のうち40点を占めます。詳しい採点基準は公表されていませんが、25分のなかで設問を読み、内容を選び、書いて見直す練習をしておく意味はあるでしょう。経験の候補を整理しておき、当日の指示に合わせて、本人の言葉で表現できるように準備しておきたいところです。
ここまで読んで、どれが近いですか
神戸大学附属の受検について、よくうかがうのがこの5つです。当てはまるものはありますか。
- 作文の題材が決まらない、何を書けばよいか分からないこれまでの小学校生活の話を聞きながら、題材の候補を一緒に挙げていきます。
- 数理探究で、条件が多い問題に時間がかかる答案から、条件の整理のどこで止まっているかを見ます。
- 自然環境と市民社会、どちらを選べばよいか迷っている両方の過去問の答案を見て、判断の材料を整理します。
- 2027年度の日程と配点を知りたい第2章にまとめています。相談は不要です。
- 私立との併願で、いつまでに決めればよいか知りたい第7章にまとめています。
学年と、過去問や作文の練習の答案を1枚見せていただくだけでも、お話をうかがえます。
5. 3つの検査領域と、私立の問題との違い
適性検査の3つの領域は、私立中学の国語・算数・理科・社会と、似ているようで違う。募集要項では、それぞれ次のような力をみる、と説明されています。
- 言語表現:文章を読み取り、課題を明確にし、解決方法を考え、自分の考えをまとめて表現する力
- 数理探究:場面のなかから、背景にある法則性を導き、見通しをもって筋道を立てて考え、課題を解決していく力
- 自然環境:観察や実験などの場面で、科学的に探究し、筋道を立てて考える力
- 市民社会:文章や資料(図表、地図、グラフなど)を読み取り、背景にある課題を見つけて解決していく力
どの領域にも共通しているのが、知っていることを答えるより、与えられた場面や資料から考えて、それを書いて伝えることを求めている点です。関西の大手塾による入試分析でも、数理探究では条件を整理する問題が多く、言語表現では高い読解力と思考力が、自然環境と市民社会では資料の読み取りと記述が目立つ、と指摘されていた。
「解き方」の型は、ここにもある
適性検査というと、「その場で考える力を見るのだから、対策のしようがない」と思われがち。ただ、指導の現場から見ると、ここにも問題の形に合った解き方の型があります。たとえば、数理探究で条件がいくつも出てくる問題なら、条件を表や図に書き出してから考える。資料の読み取りなら、どの資料のどの数字を根拠にしたのかを、答えのなかに書き込む。
こうした型は、知識の量とは別のところにあって、解説を読むだけでは身につきにくいものです。自分の答案を見てもらい、「ここで条件を書き出していれば、もっと早く進めた」「ここは根拠の数字が抜けている」と、具体的に指摘を受けながら育っていく。私立の算数で、問題の形に合った解き方を身につけていくのと、考え方は同じです。志望校の出題の癖と解き方の関係は、偏差値が足りない中学受験、まだ諦めないでも書いています。
私立の対策と、両立できるか
私立中学と併願するご家庭からは、「私立の勉強と、適性検査の対策は両立できるのか」とよく尋ねられます。土台になる読む力、計算や図を使って整理する力、理科や社会の知識は、私立の勉強でも積み上がっていくので、まったく別物というわけではありません。違いが出るのは、答えに至るまでの過程を、自分の言葉で書いて伝える部分でしょう。私立の問題で答えだけを出す練習に慣れていると、ここで点が伸びにくいこともある。秋以降は、過去問を使って、書いて伝える練習の時間を少しずつ取っておきたいところです。
6. 自然環境か、市民社会か
3つ目の領域は、出願のときに自然環境か市民社会のどちらかを選び、あとから変えることはできない。学校のQ&Aでは、どちらを選んでも有利・不利はなく、平均点に著しい差が出た場合は配点の調整を行うことがあると説明されています。
実際の選び方を見ると、受検者の多くが自然環境を選んでいて、2026年度は、自然環境の受検者が546名、市民社会が107名でした。市民社会を選んだ男子は24名で、そのうち合格は1名。比率だけを見ると極端に見えますが、受検者の数が少ないので、少しの差で比率が大きく動きます。この数字だけで、どちらが有利かを判断しないほうがよいでしょう。
選び方の基準になるのは、やはり答案で、自然環境と市民社会の過去問を、それぞれ時間を計って1年分ずつ解いてみる。どちらの問題のほうが、最後まで手が届き、根拠を書いて答えられているか。点数と、答案の書き方の両方を見て決めるのがよいと思います。選択は出願の時点で確定するので、遅くとも出願が始まる12月4日の前には、両方を解いて比べておきたいところです。
7. 私立との併願と、1月の日付
神戸大学附属を受けるご家庭の多くは、私立中学とも併願されるので、1月の日付の並びを、前もって確かめておくことが大切になる。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 1月16日(土) | 関西の私立中学の統一入試日(1日目) |
| 1月18日(月) | 神戸大学附属の適性検査(13時40分着席、18時25分終了) |
| 1月21日(木) | 神戸大学附属の合格発表(11時、予定) |
| 1月23日(土) | 第1回入学予定者招集(10時)。誓約書の提出 |
私立中学の合格発表日・入学手続きの締め切りは、学校ごとに違います。併願する学校の募集要項でご確認ください。
当初の合格者は、1月23日までに進学先を決める
募集要項によれば、1月23日の第1回入学予定者招集では、合格通知書の交付と誓約書の提出が行われ、誓約書を提出したあとの入学辞退は、原則として認められません。また、入学予定者と保護者の両方が出席しない場合は、入学が認められないとされている。
つまり、当初の合格者で私立と併願している場合は、この1月23日の誓約書の提出までに、進学先を決めておく必要があります。私立の入学手続きの締め切りが、この日より前に来るのか後に来るのかで、判断の順番も変わってくるでしょう。追加合格の場合の扱いは、学校からの案内で別に確かめてください。併願する学校の合格発表日と手続きの締め切りを、年内のうちに1枚の表にまとめておくと、1月に慌てずに済みます。
同じ日の午前に、ほかの学校を受ける場合
神戸大学附属の検査は午後に行われるので、同じ1月18日の午前に、ほかの学校の入試を受けることも考えられる。ただ、会場は神戸大学の鶴甲第1キャンパスで、13時40分までに着席している必要があり、14時を過ぎる遅刻は認められません。午前の会場からの移動時間と、昼食の時間、そして夕方まで続く長い検査の体力を考えると、無理のない組み方かどうかは、慎重に見ておきたいところです。当日は公共交通機関を使うよう求められていて、会場周辺への車での送迎はできない。
検査当日の、長い午後の過ごし方
13時40分の着席から18時25分の作文の終わりまで、休憩をはさんで4時間半を超える長い午後になります。昼食は、会場に向かう前に済ませておくことになるので、食べる時刻と量は、前もって決めておきたいところです。満腹になりすぎると、最初の言語表現の途中で眠気が出ることもあるので、昼食の時刻や量は、ふだんの生活に合わせて準備しておきましょう。飲み物や軽食を持って行けるか、休憩中に口にしてよいかは、検査当日の諸連絡で確かめてください。
それぞれの検査のあいだには、30分ほどの休憩があります。終わった領域の出来を振り返りたくなるものですが、この時間は、次の領域に向けて頭を切り替えることに使うほうがよいと思います。そして最後の作文に向けて、書く題材と、書く順番のメモを頭のなかで一度なぞっておく。そうしておくと、18時に作文が始まったとき、題材選びで迷う時間を減らせるはずです。秋のうちに、模試や過去問を使って、午後から夕方にかけて通しで解く日を一度作っておくと、当日の体力の見通しも立てやすくなります。
8. 入学したあとのことも、少しだけ
受検を考えるうえで、入学後の様子にも少しだけ触れておくと、学校のQ&Aによれば、授業時間数は公立学校とほぼ同じで、私立の中高一貫校のように授業時間が多いわけではありません。学校が組織として行う補習もなく、家庭学習を含めて、計画的に学習に取り組む力が求められるとされている。
費用の面では、1年生から3年生までは授業料がかからず、4年生以上の授業料は月9,600円と案内されています。ただし、実際の負担は就学支援金などの適用によって変わるので、入学年度の学校の案内で確かめてください。そのほかに、学年費や生徒会費なども必要になります。進路については、7割以上の生徒が神戸大学・東京大学・京都大学・大阪大学を希望している、とのこと。
受検の準備で問われる「自分で考えて、自分の言葉で書く」力は、入学後の学び方にもそのままつながっていきます。適性検査は、その入り口だと考えておくと、準備の意味も見えやすくなるのではないでしょうか。
まだ5年生のご家庭へ
この記事は、2027年度に受検する6年生を中心に書いていますが、5年生のうちから神戸大学附属を考えているご家庭もあるでしょう。その場合に、今のうちからできることが2つあります。
1つは、答えだけでなく、考えた過程を書く習慣をつけておくことです。算数でも理科でも、なぜその答えになったのかを、式や図、短い言葉で残しておく。適性検査では、この書いて伝える力が、どの領域でも問われます。もう1つは、作文の題材になるような経験を、少し意識して振り返っておくこと。頑張ったことやうまくいかなかったことを、その時々に短くメモしておくと、6年生の秋に題材を選ぶとき、ずっと楽になるでしょう。5年生の冬の時間の使い方は、中学受験5年生の冬期講習と家庭教師の組み方でも扱っています。
9. 家庭でできることと、外に任せること
家庭で持てるのは「日付」と「題材」
ここまでの準備のうち、ご家庭で進められることは少なくありません。出願期間と1月の日付を確かめて、併願校の予定と並べる。作文の題材を、本人と話しながら書き出していく。自然環境と市民社会の過去問を、時間を計って解かせてみる。こうした段取りは、教える技術がなくても進められます。むしろ、本人の小学校生活をいちばんよく知っているご家庭のほうが、作文の題材探しには向いているでしょう。
外に任せるなら「答案」
一方で、ご家庭だけでは見えにくいのが、答案の中身です。数理探究のどこで条件の整理が止まっているのか、資料の読み取りで根拠の書き方が足りているか、作文が、本人の言葉のまま、伝わる文章になっているか。こうした点は、適性検査の問題を数多く見てきた人に答案を見てもらうと、短い時間でも整理しやすくなります。塾の先生でも、家庭教師でも、答案を見ながら相談できる相手が一人いると、準備の進め方がはっきりしてくる。
家庭教師を入れなくてよい場合
すでに通っている塾で、適性検査の過去問の答案を丁寧に見てもらえていて、作文の練習も見てもらえているなら、家庭教師を足す必要はない。私立の対策が中心の塾に通っていて、適性検査の答案を見てもらえる時間が取れない、という場合に、その部分だけを補う、という使い方が現実的だと思います。家庭教師をいつから頼むかの考え方は、中学受験の家庭教師はいつから頼むのかにまとめています。
中学受験の指導実績がある教師
23名が登録しています
うち8名は、灘・甲陽学院・東大寺学園・洛南・西大和学園・大阪星光学院・神戸女学院・四天王寺などの最難関校に生徒を送り出した指導実績を持っています。学生講師は在籍していません。
在籍状況は時期により変わります。神戸大学附属の適性検査を担当できる教師がいるかは、教育相談フォームからお問い合わせください。
それでも、一度お話を聞かせてください
日付や配点は分かったけれど、うちの子の答案のどこを直せばよいのかが分からない、ということがあるかもしれません。
過去問の答案や、作文の練習を1枚見るだけでも、条件の整理で止まっているのか、書いて伝えるところで止まっているのかの区別はつきます。そこが見えると、残りの時間で何をすればよいかが、ずっと考えやすくなる。
学年と、答案の写真を1枚いただければ、こちらで整理してお返しします。その場で決めていただく必要はありません。
力になれることがあるなら、なりたいと思っています。
合格や成績の伸びをお約束することはできません。ご希望の条件や地域、時期によっては、お引き合わせが難しい場合もあります。
体験授業を受けたうえで、家庭教師が要らないと判断されたときは、そう言っていただいて構いません。
この記事で扱っていないこと
この記事では、個別の問題の解き方や、作文の模範解答には触れていない。問題の解き方は、お子さまの答案を見て決めるもので、作文は本人の言葉で書くことが求められているためです。また、連携適性検査(附属小学校との連携による検査)の詳しい仕組みにも、踏み込んでいません。日程や配点は年度によって変わることがありますので、出願の前に、学校の最新の募集要項でご確認ください。この記事でお伝えしたかったのは、公表されている要項とデータを、準備の順番にどう置き換えればよいか、という部分になります。
まとめ:日付を先に決めて、答案で準備する
この記事の要点
- 神戸大学附属中等教育学校の入試は、3つの領域と作文からなる適性検査で、340点満点
- 2027年度は、学びの報告書が当日25分の作文に変わる。配点は40点のまま
- 作文の題材は前もって決められる。秋のうちに1つか2つ決めて、時間を計って書く練習を
- 合格最低点は年度によって20点前後動く。旧方式(報告書込み)の数字なので、新方式の目標としては直接使わない
- 合格者数と入学予定者数には差があり、追加合格の連絡が行われる年もある。ただし併願校の手続きは遅らせない
- 自然環境か市民社会かは出願の時点で決まる。両方の過去問を解いて答案で決める
- 当初の合格者は、1月23日の誓約書の提出までに進学先を決める。併願校の手続きの期限は別に確かめる
- 家庭は日付と題材を、答案の中身は見てもらえる相手を
今日できること
最後に、ひとつだけお伝えしておきます。
今日の夕食のあとにでも、お子さまに「小学校で、いちばん頑張ったことって何?」と聞いてみてください。すぐに答えが出なくても、かまいません。うまくいかなかった話でも、ほかの人には小さく見える話でもかまいません。出てきた話を、紙に3つ書き留めておく。それが、2027年度の作文の題材の候補になる。25分の作文は、当日に考え始めるのではなく、今日のこの会話から準備が始まっているのです。
よくある質問
この記事を書いた理由
神戸大学附属中等教育学校は、私立中学と同じ時期に受検するご家庭が多いのに、検査の形がまったく違う学校です。私立の4教科の準備をしながら、適性検査の準備をどこまで、どうやって進めればよいのか。ご相談のなかでも、その迷いをうかがうことが少なくありません。
そして2027年度は、作文が当日の25分に変わります。要項の一行の変更ですが、受検生にとっては、準備の仕方が変わる大きな変化です。公表されている要項とデータを、ご家庭が今日から動ける順番に置き換えたいと考えて、この記事をまとめました。