1. 結論:4教科が同じ重さで、どの科目も時間との勝負です

先に結論を書いておくと、女子学院の入試でまず押さえておきたいのは、4教科がすべて40分・100点で、理科と社会だけで400点のうち半分を占めるということです。そのため、理科と社会を配点の小さい補助的な科目として扱わず、4教科それぞれの失点と、取り戻せそうな問題を見て、学習の優先順位を決めたい。

また、どの科目も40分という時間設定です。過去問では、設問の数だけでなく、文章を読む量や、計算・記述に必要な時間も確かめておきたい。一つの問題で長く止まったために、後ろの解けそうな問題に手が届かなかったのか。時間内の答案から、そうした取りこぼしがないかを見ていきます。

さらに女子学院は、合格者最低点も平均点も公表していません。過去問の点数を学校の数字と比べて判断することはできないので、お子さま自身の答案を見て、時間内にどこまで届いたか、どんな形で点を落としたかを読むことになります。この記事では、その読み方と、出願から入学までの段取りを、学校の公表資料にもとづいて並べていきます。

2. 2027年度入試の概要

まず、学校が公表している2027年度の生徒募集要項から整理しておきましょう。

項目内容
募集人員第1学年 240名(女子)
ID登録・報告書等の印刷2026年11月9日(月)午前10時から
出願情報の入力2026年12月20日(日)午前10時〜2027年1月15日(金)正午
受験料の支払い・出願2027年1月10日(日)午前10時〜1月15日(金)正午。受験料25,000円。インターネット出願のみ
書類の郵送報告書と受験票控えを1月15日(金)消印有効で郵送
筆記試験2027年2月1日(月)午前8時30分から
面接同日午後0時35分から。受験者本人のみのグループ面接
合格発表2月2日(火)午前11時。合否照会サイトで
入学手続2月2日(火)午前11時〜2月3日(水)午後3時

女子学院中学校「2027年度 生徒募集要項」より。

筆記試験の時間割と配点は、次のとおりです。

順番教科試験時間配点
1国語40分100点
2社会40分100点
3理科40分100点
4算数40分100点

表の数字は、左から順番・教科・試験時間・配点です。女子学院中学校「2027年度 生徒募集要項」より。合計400点。このほかに面接と、小学校長による報告書があります。

帰国生向けの枠や、別の日程・方式の入試はありません。2月1日の1回の筆記試験と面接、そして報告書で合否が決まる、ということになります。また、2025年度の入試から、算数は問題用紙と解答用紙が別の様式に変わっている。この点は第6章で改めて触れます。

この記事は、女子学院中学校が公式サイトで公表している入試のページと「2027年度 生徒募集要項」、入試状況のページをもとに書いています。科目ごとの出題の傾向は学校が公表している情報ではないため、傾向として言い切ることはせず、過去問を開いたときに確かめておきたい形として整理しました。年度によって出題は変わります。出願の前には、学校の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

3. 公表されているのは、出願の受付数だけです

学校の公式サイトの入試状況のページに載っているのは、2026年度入試の出願受付数で、1月15日の時点で1,088人という数字です。受験者数も合格者数も、合格者最低点も平均点も、公表されていません。補欠についても、公表しないと募集要項に書かれている。

もう一つ気をつけたいのが、2026年度の試験日です。2026年は2月1日が日曜日にあたり、女子学院の試験は2月2日(月)に行われました。2027年度は2月1日(月)の実施なので、試験日の並びが前の年とは違います。ほかの学校との組み合わせが変わると出願の数も動くことがあるため、2026年度の受付数を、そのまま翌年の目安として扱うのは避けたほうがよいでしょう。

このため、ほかの学校の記事でよく見る「最低点との差」という読み方は、女子学院については学校の数字を使ってはできない。受験情報サイトなどには推定の合格ラインが載っていることもありますが、この記事では学校が出していない数字は使わず、公表されている範囲で読み方を考えていきます。最低点や平均点が公表されないという点では、同じ東京の桜蔭中学校も同じで、そちらの読み方は桜蔭中の入試対策に整理しています。

4. 400点のうち200点が、理科と社会です

女子学院の配点のいちばんの特徴は、4教科が同じ重さであることです。ほかの学校と並べると、その違いがよく分かると思います。

学校国語・算数理科・社会理科・社会の割合
女子学院各100点各100点400点中200点(50%)
開成各85点各70点310点中140点(約45%)
麻布各60点各40点200点中80点(40%)
桜蔭各100点各60点320点中120点(37.5%)

表の数字は、左から学校・国語と算数の配点・理科と社会の配点・合計に占める理科と社会の割合です。各校の公式資料および受験情報サイトを参照した当サイトの学校別記事より。麻布の各教科の配点はZ会受験情報ナビの掲載によります。

理科と社会の割合が半分に届くのは、この4校のなかで女子学院だけになる。たとえば理科と社会がそれぞれ20点ずつ伸びれば、それだけで合計が40点動く。これは算数で40点を上積みするのと同じ重さで、理科と社会を後回しにせず、知識の抜けと、資料や設問の読み取りによる失点を早めに確かめておきたいところです。

とはいえ、配点が同じだからといって、どの科目にも同じ時間を回せばよいわけではありません。学校は科目ごとの平均点を出していないので、どの科目で合否の差がついたのかは分からない。どこに時間を回すかは、お子さまの答案を見て、どの科目の失点が大きく、どの科目なら短い期間で取り戻せそうかで決めるのが確かです。理科と社会は、知識の抜けを埋めると点数に表れやすい科目でもありますから、答案の失点が知識の抜けによるものなのかは、早めに確かめておくとよいと思います。

5. 40分という短さを、答案でどう読むか

女子学院の過去問の点数を読むとき、点数そのものと同じくらい大事なのが、40分のなかでどこまで届いたかです。点数が同じでも、最後まで解いて間違えたのと、最後まで届かずに白紙が残ったのとでは、次にやることがまったく違ってくる。過去問を解くときには、次のことを書き残しておきましょう。

なかでも2つ目が、40分の入試ではとくに役に立つはずです。時間が足りない答案を見ると、最後の数問が白紙になっている一方で、途中のどこかで長く迷った跡が残っていることがよくある。つまり、時間切れの原因は、白紙のところだけでなく、その前の迷ったところにある場合もあるということです。

指導にあたっている教師からよく聞くのは、時間が足りなくなる原因は、解く順番や時間の配分だけでなく、その問題の形に応じた解き方を知っているかどうかにあることが多い、という見方です。解き方を知っていれば短く済む問題で長く迷っていたのか、そもそも読むのに時間がかかっているのか、見直しに時間を使いすぎているのか。手が止まった設問を一つずつ見ていくと、時間の足りなさにもいくつかの種類があることが見えてきます。

なお、ご家庭で採点した点数は、学校の実際の採点と同じになるとは限りません。記述の問題は、どこまでを正解とみなすかで点数が変わるもの。家庭で付けた点数だけで判断せず、失点の形が年度をまたいで続いているかも、本人の話や解いている様子と合わせて確かめてください。過去問の点数の扱い方については、9月の過去問で点数が取れないときにも整理しています。

6. 科目ごとに、過去問で確かめておきたいこと

科目ごとの出題の傾向は、学校が公表しているものではない。そのためここでは傾向を言い切らず、過去問を開いたときに確かめておきたい形と、解いたあとに答案のどこを見ればよいかを整理しておきます。どの形がどのくらい出ているかは、お手元の過去問で数えてみてください。

国語

まず、選択肢を選ぶ問題や本文から言葉を抜き出す問題など短く答える設問と、記述で答える設問が、それぞれどのくらいあるかを数えてみてください。短く答える設問が多く並んでいる年なら、一つの選択肢で長く迷うと、そのぶん後ろの文章を読む時間が削られていきます。答案では、選択問題の間違いが「本文のどこを根拠にしたか」で説明できるものかどうかを見てください。根拠を探さずに印象で選んでいる間違いが続いているなら、読み方の手順から確かめる必要があるでしょう。国語の読解と記述の考え方は、中学受験の国語、読解と記述はどこで差がつくかにもまとめています。

社会

一つのテーマを入り口にして、地理・歴史・公民をまたいで問う大問があるかを確かめます。そのうえで、用語をそのまま問う設問と、文章や資料を読んで知識と組み合わせて答える設問がどのくらいの割合かを見ておくとよいでしょう。答案では、知識が足りずに落としたのか、知識はあったのに資料や設問の読み取りで落としたのかを分けて見てください。前者なら覚える範囲を、後者なら設問を読む手順を見直すことになる。

理科

4分野のどこから出ているかに加えて、計算や作図、短い説明を求める設問の有無を確かめておきます。とくに見ておきたいのが、あてはまるものを「すべて」選ぶ形式の選択問題があるかどうか。この形式では、正しいものを一つ見つけるだけでなく、各選択肢を最後まで確認する必要があります。答案では、選択が足りなかったのか、余計なものを選んだのかを書き分けておくと、見直す内容を整理しやすくなる。

算数

まず、大問と小問がそれぞれいくつあるかを確認し、実際に解いたとき、どの問題で時間を使ったかを記録してみてください。各問に均等に時間を配分するのではなく、短く解けた問題と、長く止まった問題を分けて見ます。答えだけでなく、式や考え方を書かせる設問があるかも確かめておきます。答案では、解き方が分からなかった問題と、分かっていたのに計算や転記で落とした問題を分けて数えてみてください。もし後者が多いなら、問題を増やすより、ミスの出方を確かめるほうが先になります。

もう一つ、学校の入試のページによれば、2025年度の入試から、算数は問題用紙と解答用紙が別の様式になりました。それより前の年度の過去問は様式が違うので、2024年度以前の問題を解くときは、別の紙に答えを書き写す形で練習しておくと、本番の様式に近づきます。そして、答えを写す手間や、写し間違いが出ていないかも、あわせて確かめておくとよいでしょう。

7. 試験の順番と、当日の一日の流れ

女子学院の筆記試験は、国語、社会、理科、算数の順に行われ、算数が4番目、最後の科目になる。午前8時30分に始まり、国語・社会・理科の3教科を終えてから算数を迎えるので、ふだんの過去問演習で算数だけを解くときとは、集中の残り方が違ってくるかもしれません。

筆記試験のあとは、午後0時35分からグループ面接があります。学校の入試のページによれば、面接は受験者本人のみで、1グループ5人程度、約10分で、保護者の面接はない。面接の準備に正解があるわけではありません。ただ、筆記試験から面接まで続く一日なので、模試や過去問の練習のなかで、当日と同じ順番で4教科を通して解く日を一度つくっておかれるとよいと思います。国語から始めて算数で終える順番を経験しておくと、本番で慌てずに済むはずです。

8. 出願と報告書は、11月から動き出します

出願はインターネットのみで、2026年11月9日(月)午前10時から、出願サイトでのID登録と、報告書などの書類の印刷ができるようになる。報告書は小学校長に作成していただく書類なので、ご家庭の都合だけでは準備が進みません。

報告書と受験票の控えは、1月15日(金)の消印有効で郵送する。出願の受付も同じ1月15日の正午までです。冬休みをはさむ時期ですから、報告書は11月に印刷できるようになった段階で、早めに小学校へお願いしておくと安心でしょう。ほかの学校の出願と書類の締め切りが重なることもあるので、日付を一枚の紙に並べておくことをおすすめします。

9. 合格発表から入学までの段取り

合格発表から入学までの日程は、次のとおりです。

日付内容
2月2日(火)午前11時合格発表(合否照会サイト)。校内では講堂入口に受験番号を掲示(2日午後1時〜3時、3日午前10時〜午後3時)
2月2日(火)〜3日(水)午後3時入学手続(入学金の決済)
2月4日(木)入学手続書類の発送
2月13日(土)新入生物品販売
3月6日(土)新入生保護者オリエンテーション

表の数字は、左から日付・内容です。女子学院中学校「2027年度 生徒募集要項」より。

入学手続の締め切りは、発表の翌日の午後3時までと短い。電話での合否の問い合わせには応じないと募集要項に書かれていますので、結果は合否照会サイトか校内の掲示で確かめることになります。ほかの学校の結果を待ってから決める場合は、それぞれの手続きの締め切りを並べて、どちらを優先するかを先に話し合っておくと慌てずに済むでしょう。

10. 通学の条件は、出願の時点で問われます

女子学院には、受験資格として通学の条件があります。募集要項では、親元から通学し、特別な料金のかからない通常の交通機関で、90分以内に通学できることとされている。自転車や自家用車での通学は認められていません。

とくに気をつけたいのが、遠くに住んでいる場合の扱いです。募集要項では、遠隔地から受験する場合、出願の時点で、90分以内に通学できる住所が決まっている必要があるとされています。入学までに引っ越せばよい、という考え方では足りないということ。お仕事の都合などで転居を考えているご家庭は、出願の前に住所の見通しを立てておいてください。

11. 入学後にかかる費用

2027年度の募集要項に記載されている費用は、次のとおりです。

項目金額
入学金380,000円(入学手続時に決済)
授業料等の月額(予定)74,490円
月額の内訳授業料45,000円、施設費19,000円、冷暖房費2,200円、JG会費800円、生徒会費390円、旅行積立金7,000円、クラス費100円

表の数字は、左から項目・金額です。女子学院中学校「2027年度 生徒募集要項」より。入学年度の4月のみ防災費740円が加わります。

月額74,490円を12か月分にすると893,880円になる。このほかに教材費やICT機器の購入費が別にかかり、入学後の2027年5月から7月にかけて、寄付金(1口10万円、3口以上)のお願いがあると募集要項に書かれています。入学手続の時点で必要になるのは入学金で、授業料などは入学後の納付です。

12. この組み立てを、誰と一緒にやるか

ここまでの内容は、学校の公式サイトで確かめられることがほとんどで、日程や書類の段取り、通学の条件は、ご家庭で整理していただけると思います。

一方で、40分のなかでどこに時間を使い、どこで点を落としているのかをお子さまの答案から読み取り、4教科のどこに残りの時間を回すかを決める部分は、実際の答案を見ないと言えることが限られてくる。4教科が同じ重さで、どの科目も時間が短い入試では、どこから手をつけるかの判断がそのまま点数に響くからです。

たとえば、算数で最後まで届かなかった答案が、同じように見えても、中身は次のように分かれることがあります。

1つ目なら問題の形に合った解き方を補うこと、2つ目なら判断を速くする練習、3つ目なら解く順番や時間の区切り方を見直すことが先になるでしょう。答案の白紙の部分は同じでも、次に取り組むことは変わってきます。この見分けは、答案だけでなく、本人が解いている様子や、そのとき何を考えていたかを聞いて、はじめてはっきりすることが多い。

もちろん、塾の先生に答案を見てもらえる環境があるなら、まずそこで相談するのが自然ですし、家庭教師が必要とは限りません。ただ、答案を見ても、失点の原因や4教科の優先順位をご家庭だけでは判断しにくいこともあるでしょう。そのときは、一対一で、問題を解いている途中のどこで手が止まり、何を考えていたかまで、その場で確かめることに意味が出てきます。

関東エリアの登録教師

11名が登録しています

うち1名は、女子学院中学校に生徒を送り出した指導実績を持っています。学生講師は在籍していません。女子学院中の対策をご希望の場合は、学年や必要な指導内容、教師の担当状況を確かめたうえで、ご案内できる教師がいるかをお伝えします。指導実績のある教師を含め、時期や条件によってはご案内できない場合もあります。
関東の登録教師は、いずれも対面での指導で、オンラインには対応していません。ご自宅の場所によっては、伺える教師がいない場合もあります。在籍状況は時期により変わります。担当できる教師がいるかは、教育相談フォームからお問い合わせください。

ご相談は、学年、直近の模試の結果、過去問に取り組んでいればその状況の3点から始められ、答案がなくても構わない。答案があれば、確認できる範囲で、①どこで時間が切れているか、②失点が知識の抜け・解き方・読み違いのどれに近いか、③4教科のうちどこを優先して見直すかを一緒に整理します。また、教師はプロフィールを見て指名していただくこともできますし、ご相談のうえで当ネットワークからご案内することもできます。どちらの場合も初回1時間の体験授業は無料で、実際に問題を解いている様子を見ながら、手が止まる場所や失点の原因を確かめていけるのが体験授業の役割です。合わないと感じられたときは別の教師をご案内でき、そのための費用はかからない。

指導料は教師ごとに決まっていて、1時間3,500円〜7,000円です。指導した時間分と交通費を月末に教師へ直接お支払いいただく形で、入会金や教材費はかかりません。教材の販売もしていないので、お手持ちの過去問や教材を使って進めることになり、塾の宿題に課題を積み増すかどうかも含めて、優先して直すところを体験授業の場で相談していけます。詳しくは費用についてと授業開始までの流れにまとめてあるので、あわせて見ておくと安心でしょう。

ここまで読んで、どれが近いですか

女子学院中について、よくうかがうのがこの5つです。当てはまるものはありますか。

  • どの科目も時間が足りず、最後まで届かない手が止まった設問が、解き方の問題か時間の使い方の問題かを分けます。
  • 理科と社会の仕上げが間に合うか心配答案の失点が知識の抜けか読み取りかを見て、優先順位を一緒に決めます。
  • 過去問の点数が、合格に届いているのか分からない答案の失点の形から、何を補えばよいかを一緒に見ます。
  • 出願の日程や報告書の段取りを知りたいこの記事の第2章と第8章にまとめています。相談は不要です。
  • 通学の条件や入学後の費用を知りたい第10章と第11章に載せています。

学年、直近の模試の結果、過去問の状況の3点だけでもお話をうかがえます。

それでも、一度お話を聞かせてください

段取りは整理できたけれど、「時間が足りない」という答案をどう受け止めればよいのかで止まっている、ということがあるかもしれません。

女子学院は4教科がすべて40分で、最低点も平均点も公表されていない学校です。どこで時間が切れ、どんな形で点を落としているかを答案で確かめると、残りの時間で何をすればよいかがはっきりしてきます。

学年、直近の模試の結果、過去問の状況を一言いただければ、いまの学習の状況と、次に確かめたい点を整理してお返しします。答案の写真は、なくても相談を始められる。それでも、解いた年度と科目ごとの得点、どこで時間が切れたかとあわせていただければ、①時間切れの場所、②失点の種類、③優先して見直す科目まで、確認できる範囲で一緒に見ていきます。

ただ、模試の結果や答案の一部だけで、学力全体や合格の見通しまでは判断できません。いまの塾と家庭学習で対応できそうなら、そうお伝えしますし、家庭教師が必要かどうかも含めてのご相談で構いません。ご相談したからといって、その場で家庭教師の利用を決めていただく必要はありません。

力になれることがあるなら、なりたいと思っています。

合格や成績の伸びをお約束することはできません。ご希望の条件や地域によっては、お引き合わせが難しい場合もあります。
体験授業を受けたうえで、家庭教師が要らないと判断されたときは、そう言っていただいて構いません。

この記事で扱っていないこと

この記事では、受験情報サイトなどに載っている過去の年度の受験者数や合格者数、推定の合格ラインは載せていない。学校の公式サイトで確かめられない数字だからです。科目ごとの傾向も言い切らず、過去問を見る際の確認項目として整理したもので、単元ごとの対策や年度ごとの出題の内容には踏み込んでいません。出題の中身は、実際の過去問を解いて確かめていただくほうが確かです。この記事でお伝えしたかったのは、4教科が同じ重さで時間の短い入試を、答案からどう読むかと、出願から入学までの段取りの部分になります。

まとめ:短い40分を、取れる問題で埋めていく

この記事の要点

  • 2027年度の筆記試験は2月1日(月)午前8時30分から。4教科すべて40分・100点の400点
  • 理科と社会で400点のうち200点。国語と算数と同じ重さがある
  • 公表されているのは出願の受付数だけで、最低点も平均点も公表されていない
  • 2026年度は2月2日(月)の実施で、2027年度とは試験日の並びが違う
  • 過去問は、どこで時間が切れ、どこで迷ったかを答案に書き残して読む
  • 算数は2025年度から問題用紙と解答用紙が別。古い年度は別紙に書いて練習する
  • 試験は国語・社会・理科・算数の順で、算数が最後。午後に本人のみのグループ面接
  • 報告書は小学校長に依頼し、1月15日(金)消印有効で郵送する
  • 通学は90分以内。遠隔地からの受験は出願時に住所が決まっている必要がある

今日できること

最後に、ひとつだけお伝えしておきます。

次に女子学院の過去問を解くときは、点数をつける前に、時間が切れたところと、途中で迷った設問の両方に印をつけてみてください。白紙の手前のどこで時間を使っていたのかを見ると、時間が足りない理由が、解き方なのか、読み方なのか、迷い方なのかが見えてくるはずです。4教科がすべて同じ40分の入試ですから、その印の並び方を、本人の話や答案と合わせて見ると、残りの時間をどの科目のどこに使うかを考える手がかりになります。

よくある質問

Q 女子学院中の合格者最低点は、何点くらいですか。
A 学校は合格者最低点を公表していません。公式サイトの入試状況のページに載っているのは、2026年度入試の出願受付数(1月15日時点で1,088人)で、受験者数、合格者数、平均点も公表されていません。補欠についても公表しないとされています。受験情報サイトなどの推定の合格ラインは、学校が出した数字ではないことを理解したうえで扱う必要があります。
Q 試験の科目と配点はどうなっていますか。
A 国語、社会、理科、算数の4教科が、すべて40分・100点の合計400点です。試験はこの順番で行われ、算数が最後の科目になります。筆記試験のあとに受験者本人のみのグループ面接があり、出願には小学校長による報告書が必要です。理科と社会で400点のうち200点を占め、国語や算数と同じ重さがあります。
Q 過去問で時間が足りません。どう読めばよいですか。
A 点数とは別に、時間が切れたところと、途中で迷って時間を使った設問に印をつけてみてください。時間切れの原因は、白紙の部分ではなく、その前に迷った設問にあることもあります。手が止まった設問が、解き方を知っていれば短く済む問題だったのか、読むのに時間がかかっているのかを分けると、残りの時間で何を補えばよいかが見えてきます。
Q 2027年度の入試日程を教えてください。
A 学校が公表している募集要項では、ID登録と報告書の印刷が2026年11月9日(月)から、出願情報の入力が12月20日(日)から、受験料の支払いと出願が2027年1月10日(日)から1月15日(金)正午まで、書類の郵送が1月15日消印有効です。筆記試験は2月1日(月)午前8時30分から、面接は午後0時35分から、合格発表は2月2日(火)午前11時、入学手続は2月3日(水)午後3時までです。
Q 算数の過去問を解くときに、気をつけることはありますか。
A 2025年度の入試から、算数は問題用紙と解答用紙が別の様式になりました。2024年度以前の過去問は様式が違うので、解くときは別の紙に答えを書き写す形で練習しておくと、本番に近い形になります。答えを写す手間や、写し間違いが出ていないかもあわせて確かめておくとよいでしょう。
Q 遠くに住んでいても受験できますか。
A 受験資格として、親元から、特別な料金のかからない通常の交通機関で90分以内に通学できることが求められ、自転車や自家用車での通学は認められていません。遠隔地から受験する場合は、出願の時点で90分以内に通学できる住所が決まっている必要があるとされていますので、転居を考えている場合は出願の前に確かめておいてください。
Proチューターズネットワーク 編集部
中学受験を専門とするプロ家庭教師マッチングサービス「Proチューターズネットワーク」が運営する受験情報メディア。高校受験・大学受験にも対応しています。兵庫・神戸を拠点に、関西の受験情報を保護者の方に向けて発信しています。

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