1. 結論:探し始めは冬休み前、始めるのは新学年の最初の単元から

来年度から家庭教師を考えているなら、まずは通っている塾の新学年がいつ始まるかを確かめ、そこから逆算して段取りを組んでみてください。通っている塾で2月に新学年が始まるなら、先生探しは冬休みに入る前から始め、授業は1月から2月にかけてスタートする形が、多くのご家庭にとって進めやすいはずです。新しい学年の最初の単元から家庭教師が隣で見ていけると、途中から追いかける形にならずに済むからです。

目安にしたいのは、いまの塾と家庭学習で困っていることがあるかどうかです。塾の宿題で同じ単元を何度も間違える、親が教えると親子で疲れてしまう、苦手な科目の立て直しにまで手が回らない。こうした困りごとが続いているなら、2月まで待つ必要はありません。止まっている場所は、早く見つかるほど立て直しやすい。反対に、塾と家庭学習で無理なく回っているなら、新学年に合わせて家庭教師を足さなくてもよいでしょう。この記事は、来年度は家庭教師の力も借りたいと考えているご家庭が、慌てずに準備を進めるための段取りとしてお読みいただければと思います。

2. 夜9時の机で、起きていること

塾から帰ってきたお子さまが、夕食を済ませてテキストを開く。宿題の算数に取りかかったものの、3問目あたりで鉛筆が止まり、そのまま消しゴムを指先で転がしている。そんな姿を見て、つい横から口を出したくなったことのある方は、少なくないのではないでしょうか。

例えば、親が説明しようとしても、「塾で習ったやり方と違う」と言われて、話がかみ合わないことがあります。分かってほしいという気持ちが強くなるほど、親も子もお互いに疲れてしまう。そんなとき、教える役割は親以外の大人に任せたいと考えるご家庭もあるでしょう。

集団授業の塾を、決まった時刻に決まった駅を通っていく電車にたとえてみます。カリキュラムどおりに進むから、受験までに必要な単元をひととおり学べますし、同じ目標を持つ仲間と競い合うこともできる。これは、集団で学ぶからこその良さだと思う。ただ、たくさんの子を同じ目的地へ運ぶ仕組みである以上、一人の子の鉛筆が止まった瞬間に、電車ごと止まるわけにはいきません。それは塾の欠点ではなく、受け持っている役割の違いだ。

家庭教師は、その電車に乗っているお子さまの、隣の席に座る人に近い存在です。窓の外に流れていく景色、つまり学ぶ単元は塾が見せてくれる。家庭教師は、一対一で、お子さまが解いている過程を見ながら、どこで鉛筆が止まり、何を考えて止まったのかを続けて確かめていきます。夜9時の机で止まっていた鉛筆の先に、一緒に目を向けてくれる大人がいる。塾と家庭教師を組み合わせる意味は、そこにあると考えています。

3. なぜ、新学年の最初の単元から隣にいてほしいのか

塾の新学年が始まる時期は、まず通っている塾の案内で確かめてください。2月に始まる場合は、その時期を一つの目安にして、家庭教師の相談や体験授業の予定を逆算できます。新学年に入ると、学年に応じた新しい単元がまとめて動き出すので、その入り口に合わせて準備をしておくと落ち着いて迎えやすいはずです。

中学受験の算数は、シャツのボタンに少し似ています。最初のボタンを一つ掛け違えても、その場ではほとんど気づかない。けれども、下へ下へと留めていくうちに裾がずれてきて、そこで初めて「あれ」と思うのです。例えば、割合や比の理解があいまいなまま、それを使う文章題に取り組んでいると、どこから分からなくなったのかが見えにくくなることがあります。

指導にあたっている教師から聞くのは、家庭教師を入れるなら、塾のカリキュラムを軸にして、その流れに合わせて始めると無理が少ないという見方です。学年の途中で始める場合、以前に習った内容のつまずきが残っていれば、その立て直しと今の単元への対応を並行して進めることになる。もちろん、新学年から始める場合も、前の学年の土台が抜けていないかを確かめる点は同じです。そのうえで、新学年の最初から隣にいられると、塾で習った単元をその週のうちに確かめられるので、つまずきが小さいうちに気づき、何を確かめ直すかを相談しやすくなるのです。

大切なのは開始の月そのものより、何を補う授業にするかを最初に決めておくこと。その点でも、塾の時間割が新しくなり、ご家庭の1週間の予定を組み直す新学年は、塾と家庭教師の役割を落ち着いて話し合いやすい時期だと言える。なお、冬期講習の期間は予定が詰まっているので、冬休み中は体験授業だけにしておき、本格的な授業は講習が終わってから入れる組み方もできます。

4. なぜ、冬休み前に探し始めるのか

春に小学校へ上がるお子さまのランドセルを、入学式の前の晩に選ぶご家庭は少ないと思います。実際に背負わせてみて、重さや肩ベルトの具合を確かめ、本人が気に入るかどうかを見てから決めるだろう。家庭教師選びも、少しそれに似ています。2月に始めたいなら、その前に「会って、確かめて、決める」時間が要る。その理由を、3つに分けて書いておきます。

相性は、プロフィールだけでは分からない

先生の経歴や指導実績は、プロフィールである程度まで分かります。けれども、お子さまが質問しやすいか、説明がすっと入っていくかといった相性は、実際に向き合ってみないと分からないもの。当ネットワークでは、契約前の無料の体験授業は何人の先生でも受けていただけますが、体験は1人ずつ順番に進めていただく形です。体験の日程を合わせたり、別の先生の体験を受けたりと、何度か調整が必要になることもある。ただし、次の教師の体験に進むと、前の教師にはご依頼いただけなくなります。何人かを保留しておいてから選ぶ形ではないので、詳しい進め方は記事の後半にある「家庭教師を検討される場合」の流れをご覧ください。

だからこそ、体験の前に教師のプロフィールで担当科目や指導の特徴、指導料を見ておき、お子さまの何を見てもらいたいかを整理しておくことが大切です。体験授業では、説明の分かりやすさだけでなく、次のようなところを見てみてください。

1時間の体験で分かるのは、教え方の進め方とお子さまとの相性の手応えまでで、力がどう伸びていくかは、続けていく中で見えてくるものです。体験の前に、上の3点のうちご家庭で何をいちばん大事にしたいか、優先順位を話し合っておくと、体験のあとに迷いにくくなります。それでも迷うことがあれば、当ネットワークにご相談いただいても構いません。

曜日と時間帯は、早く伝えたほうが合わせやすい

来年度は、塾の時間割も変わります。塾のない曜日や習い事との兼ね合い、帰宅してからの体力を考えると、家庭教師に入ってもらえる曜日と時間帯は、ご家庭ごとにかなり限られてくるもの。希望がはっきりしているなら、早めに伝えておくほうが、先生の予定との調整もしやすくなるでしょう。

冬休みは、お子さまの様子がよく見える

冬休みは学校がなく、塾の冬期講習で1年分の内容を振り返る時期でもあります。講習のテストや家での勉強の様子を見ると、どの単元で止まっているか、どの科目に手を入れたいかが見えやすい。冬休みの前に先生の目星をつけておけば、冬休みに見えたことを、そのまま新学年の授業の中身に生かせる。冬期講習と家庭教師の組み合わせ方は、冬期講習・正月特訓と家庭教師の組み方や5年生の冬期講習と家庭教師の組み方にもまとめています。

5. 役割を分けると、塾も家庭教師も生きてくる

塾と家庭教師を組み合わせるとき、大事なのは、塾を軸にして、家庭教師には本人が止まっている場所を見てもらうという役割の分け方です。第2章のたとえで言えば、行き先と時刻表を決めるのは塾で、家庭教師は隣の席で手元を見る人。

うまく組み合わせているご家庭に共通するのは、次のような点です。

家庭教師の授業で塾の内容を復習する場合も、同じ説明を繰り返すだけでなく、本人のどこがまだつながっていないのかを確かめる時間にしたいところ。そうしたやり方なら、塾の流れを大切にしながら入っていく先生のほうが、結果として塾の授業もよく生きてきます。費用の考え方は塾と家庭教師の併用は月いくら?に、何科目頼むかの考え方は家庭教師は何科目頼むべき?にまとめています。

6. 新4年・新5年・新6年で、相談する中身は変わる

ただ、同じように新学年から始めるとしても、学年によって家庭教師に相談する中身は変わってくる。

来年度の学年学習上の確認例家庭教師に相談する内容の例
新4年生通塾と家庭学習のリズム、算数の考え方の入り口勉強の進め方と、問題を読んで考える習慣を一緒につくる
新5年生割合や速さなど、受験の中心になる単元の定着止まりかけた単元を、止まりきる前に立て直す
新6年生定着していない単元、総合問題への対応、志望校に向けた準備基礎の補強と応用のどちらを優先するか、志望校の対策へどうつなげるか

表の内容は、左から来年度の学年・学習上の確認例・家庭教師に相談する内容の例です。塾やお子さまの状況によって変わります。

新4年生は、まだ様子を見てよい時期でもあります。家庭教師を入れるかどうかは、塾に通い始めてからの様子を見て決めても遅くはない。一方で、新5年生は単元の数が増え、ここで止まったところが6年生に持ち越されやすい学年です。学年ではなく、本人がどこで止まっているかで相談する中身を決めるという考え方は、中学受験の家庭教師はいつから頼むのかにも詳しく書いています。

7. この秋に、現場で見えたこと

指導にあたっている教師によれば、今年の秋も、止まっていた単元を立て直して大きく伸びた生徒がいたそうです。6年生の秋からでも、手の入れ方によっては力が伸びることはある。立て直しは、時期が遅いから無理というものではありません。いま6年生のお子さまと向き合っているご家庭にも、この話はぜひ届いてほしいと思っています。

一方で、同じ教師から聞くのは、秋の立て直しがうまくいった生徒ほど、それまでに積み上げてきた土台があった、という見方でもあります。止まっている単元が少なければ、秋に使える時間を志望校の対策に回せる。反対に、前の学年から持ち越したつまずきが多いと、秋になってもその穴を埋めることに時間を使うことになります。6年生の秋の長さは、どのご家庭にとっても変わらない。その限られた時間を何に使えるかは、それまでの積み重ねによって変わってきます。

この事例だけで、家庭教師を早く始めるほどよいとは言えません。ただ、新学年に向けて、いま残っているつまずきと、塾や家庭学習で対応できることを確かめておく意味はあると考えています。来年の秋を、「まだやれることがある」と思える状態で迎えられるように。冬休み前の準備は、そのための小さな一歩です。

8. 冬休み前に、ご家庭で整理しておきたいこと

先生探しを始める前に、ご家庭で次のことを整理しておくと、相談や体験授業がぐっと進めやすくなります。

すべてがそろっていなくても構いません。とくに来年度の塾の時間割は、まだ決まっていないことも多いでしょう。分かっていることだけでも書き出しておくと、先生を選ぶときの手がかりになる。気になっている科目は、できればもう一歩だけ具体的に見ておいてください。同じ「算数が伸びない」でも、問題文の読み取りで止まるのか、解き方が思い浮かばないのか、途中の式を組み立てられないのかで、先生に確かめてほしいことは変わってきます。体験授業でどこを見ればよいかは、家庭教師の無料体験で見るべきチェックポイントにまとめています。

9. この準備を、誰と一緒にやるか

第8章の整理は、ご家庭でも十分に進められる。塾の先生に来年度の様子を相談できるなら、まずそこで意見を聞くのが自然ですし、家庭教師が必要になるとは限りません。

難しくなるのは、お子さまがいまどこで止まりかけていて、新学年からどこに手を入れるとよいかを見極める部分です。テストの点数は結果を教えてくれますが、どこで考えが止まったのかまでは教えてくれない。答案に残った消しゴムの跡や、途中まで書いてやめた式を一緒に見ながら、何を考えていたのかを本人に聞いてみると、はじめてはっきりすることもあります。冬休み前に一度体験授業を受けておくと、新学年の前に何を確かめておきたいかを整理する機会になるはずです。

中学受験の指導実績がある教師

23名が登録しています

うち8名は、灘・甲陽学院・東大寺学園・洛南・西大和学園・大阪星光学院・神戸女学院・四天王寺などの最難関校の合格者を指導した実績があります。学生講師は在籍していません。ご希望の内容については、学年や必要な指導内容、教師の担当状況を確かめたうえで、ご案内できる教師がいるかをお伝えします。指導実績のある教師を含め、時期や条件によってはご案内できない場合もあります。
ただし、登録している教師の全員が、すべての学年・科目・曜日に対応できるわけではありません。来年度の担当については、お子さまの学年、苦手な科目や単元、志望校、曜日・時間帯、対面かオンラインかのご希望をうかがったうえで、ご案内できる教師がいるかを確かめてお伝えします。対面での指導は近畿と関東が中心で、それ以外の地域や海外にお住まいの場合は、オンラインに対応できる教師がいるかを確かめます。在籍状況は時期により変わります。担当できる教師がいるかは、教育相談フォームからお問い合わせください。

ご相談は、来年度の学年、通っている塾と直近の成績、始めたい時期の3点から始められ、答案がなくても構わない。答案やテストがあれば、確認できる範囲で、①塾の新学年に合わせていつ始めるのがよさそうか、②最初に見てほしい単元や科目はどこか、③体験授業をいつ受けるかを一緒に整理します。資料がない場合は、まず状況をうかがって、次に何を確かめればよいかを整理するところから始めます。ご相談だけで終えていただいても構わない。

家庭教師を検討される場合は、次の順番で進みます。

指導料は教師ごとに決まっていて、1時間3,500円〜7,000円です。例えば、90分の授業を週1回、月4回受ける場合、指導料だけで月21,000円〜42,000円が目安になり、対面の授業ではこれに交通費が加わる。実際の金額は、教師の指導料と授業の時間・回数によって変わりますし、塾の費用に上乗せになるので、続けやすい回数や優先したい科目から相談して決めていけます。指導した時間分と交通費を月末に教師へ直接お支払いいただく形で、入会金や教材費、解約金はかからない。授業のキャンセルでは指導料はかからず、教師が訪問してからのキャンセルの場合は交通費だけをお支払いいただきます。解約はいつでもでき、教師に直接伝えにくい場合は当ネットワークからお伝えすることもできる。詳しくは費用について、授業開始までの流れ、キャンセル・解約についてにまとめてあります。

指導が始まるときは、「算数を伸ばす」といった大きな目標だけでなく、塾で習った問題を自力で解き直せるようにするのか、苦手な単元の理解を確かめるのかなど、まず何をできるようにしたいのかを教師と共有しておくのがおすすめです。そのうえで、塾の宿題やテストの様子を見ながら、進め方や優先するところを教師とこまめに確かめていただくのがいちばんです。教材の販売はしていないので、お手持ちの過去問や教材を使って進めることになり、塾の宿題に課題を積み増すかどうかも含めて相談していけます。進め方が合わないと感じたときは、教師に言いにくいことでも当ネットワークにご相談ください(授業開始後のアドバイス)。

契約はご家庭と教師の直接契約ですが、当ネットワークがお手伝いする範囲を、時期ごとにまとめておきます。

時期当ネットワークがお手伝いすること
教師を決める前ご希望の条件をうかがい、ご案内できる教師がいるかを確かめます
体験授業面談と体験授業の場を設けます。合わなければ、別の教師をご案内します(費用はかかりません)
指導が始まったあと進め方で困ったときのご相談を受けます。教師に言いにくいことでも構いません
変更・解約のとき教師に直接伝えにくい場合や、教師と連絡がつかない場合は、当ネットワークからお伝えします

表の内容は、左から時期・当ネットワークがお手伝いすることです。詳しくは授業開始までの流れとキャンセル・解約についてをご覧ください。

ここまで読んで、どれが近いですか

来年度に向けた家庭教師について、よくうかがうのがこの5つです。当てはまるものはありますか。

  • 来年度から家庭教師を考えているが、何から始めればいいか分からないいまの成績と来年度の予定から、始める時期と頼む中身を一緒に整理します。
  • 新学年の前に、いまの苦手を見てもらいたい冬休み中の体験授業で、どこで止まっているかを確かめます。
  • 何人か比べてから先生を決めたい始めたい時期をうかがい、体験授業の日程と、ご案内できる教師がいるかを確かめます。
  • 塾と家庭教師の組み合わせ方を知りたいこの記事の第5章にまとめています。相談は不要です。
  • 冬休み前に家庭で整理することを知りたい第8章に一覧を載せています。

来年度の学年、通っている塾、始めたい時期の3点だけでもお話をうかがえます。

それでも、一度お話を聞かせてください

段取りは分かったけれど、うちの子に本当に家庭教師が必要なのか、いつ始めるのがいいのかが決めきれない、ということがあるかもしれません。

来年度の準備は、早く始めたほうがよいというものではなく、お子さまの様子と塾の流れに合わせて、ちょうどよい時期に始められるかどうかが大切です。

来年度の学年、通っている塾と直近の成績、始めたい時期の3点をお知らせいただければ、①いまの塾と家庭学習で、何を補う必要がありそうか、②新学年に合わせて始めるか、今から取り組むか、③ご希望に合う教師をご案内できそうかを一緒に整理します。テストや答案がなくても構いませんし、お話だけで終えていただいても大丈夫です。

ただ、お話だけで、学力全体や合格の見通しまでは判断できません。いまの塾と家庭学習で来年度も回りそうなら、そうお伝えしますし、ご相談したからといって、その場で家庭教師の利用を決めていただく必要はありません。

最初の一歩は、二つの入り口から選べます。家庭教師が必要か、いつ始めるか、条件に合う教師がいるかをまず整理したい場合は教育相談フォームから。ご案内できる教師を確かめたうえで、面談と体験授業に進みたい場合は無料体験授業のお申し込みからどうぞ。

力になれることがあるなら、なりたいと思っています。

合格や成績の伸びをお約束することはできません。ご希望の条件や地域によっては、お引き合わせが難しい場合もあります。
体験授業を受けたうえで、家庭教師が要らないと判断されたときは、そう言っていただいて構いません。

この記事で扱っていないこと

この記事では、特定の塾の名前を挙げて、それぞれの新学年の日程やカリキュラムを比べることはしていない。塾によって時期や進め方が違い、年度によっても変わるからです。来年度の日程は、通っている塾の案内で確かめていただくほうが確かです。

まとめ:新学年の最初の単元に、間に合うように

この記事の要点

  • まずは通っている塾の新学年がいつ始まるかを確かめ、そこから逆算する
  • 2月に新学年が始まるなら、家庭教師は1〜2月に始めると、最初の単元から隣で見ていける。いま困っているなら、2月まで待たなくてよい
  • 相性は会ってみないと分からない。体験は1人ずつ順番なので、先生探しは冬休み前から始める
  • 集団授業の塾は行き先と時刻表を決める電車、家庭教師は隣の席で手元を見る人。役割を分けると両方が生きる
  • 科目を絞り、課題を上乗せしすぎず、確かめやすい曜日を先に相談しておく
  • 新4年・新5年・新6年で相談する中身は変わる。学年より、止まっている場所で決める

今日できること

最後に、ひとつだけお伝えしておきます。

お子さまの直近のテストを1枚取り出して、落とした問題と同じ単元を、以前のテストや宿題でも間違えていないかを見てみてください。もしあれば、それが新学年に持ち越したくない場所であり、家庭教師に最初に見てもらう候補になります。冬休み前にその1枚を手元に用意しておくと、来年度に向けた相談も体験授業も、具体的に進めやすくなるはずです。

よくある質問

Q 来年度に向けた家庭教師は、いつから探し始めればいいですか。
A まずは通っている塾の新学年がいつ始まるかを確かめてください。通っている塾で2月から新学年に入る場合は、授業を1〜2月に始められるよう、先生探しは冬休みに入る前から始めておくと進めやすくなります。体験授業を受けて先生を決めるまでには、日程の調整を含めて何度かやりとりが必要になることがあります。いますでに勉強が回らず困っている場合は、新学年を待たずに相談していただいて構いません。
Q なぜ、塾の新学年に合わせて始めるのがよいのですか。
A 塾の単元は前の単元を土台に積み上がっていくため、新学年の最初から隣で見ていけると、塾で習った単元をその週のうちに確かめ、止まりかけたところを早めに拾えるからです。学年の途中で始める場合は、以前のつまずきが残っていれば、その立て直しと今の単元を並行して進めることになります。どちらの場合も、何を補う授業にするかを最初に決めておくことが大切です。
Q 体験授業は、いつごろ受けるのがよいですか。
A 2月から始めたい場合は、冬休みの前後に体験授業を受けられていると余裕があります。体験は1人ずつ順番で、次の教師の体験に進むと前の教師にはご依頼いただけなくなるため、何人かと会ってみたい場合は、さらに早めに始めておくと落ち着いて選べます。冬休み中は、塾の冬期講習のテストなどからお子さまの様子を見直しやすい時期でもあります。
Q 新4年生から家庭教師を入れたほうがいいですか。
A 新4年生は、まだ様子を見てよい時期でもあります。塾に通い始めてからの様子を見て、止まっているところが出てきたら考える、という進め方でも遅くはありません。家庭教師を入れるかどうかは、学年よりも、お子さまがどこで止まっているかで決めるのがおすすめです。
Q 塾と家庭教師を併用するとき、気をつけることはありますか。
A 塾を軸にして、家庭教師には本人が止まっている場所を見てもらう、という役割の分け方が大切です。全科目を頼むより止まっている科目に絞る、家庭教師の課題を塾の宿題に上乗せしすぎない、塾のあとに本人が取り組む時間も含めて確かめやすい曜日を相談する、といった点を最初に決めておくと、無理なく続けやすくなります。
Proチューターズネットワーク 編集部
中学受験を専門とするプロ家庭教師マッチングサービス「Proチューターズネットワーク」が運営する受験情報メディア。高校受験・大学受験にも対応しています。兵庫・神戸を拠点に、関西の受験情報を保護者の方に向けて発信しています。

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