1. 結論:知りたかったのは、量より「見方」
先に結論を書いておくと、中学受験の親御さんが「もっと早く知りたかった」と感じることの多くは、新しい教材や特別な勉強法のことではありません。宿題の終わらせ方、テストの見方、親の役割の持ち方といった、毎日の受け止め方のほうで、どれも4年生や5年生のうちから確かめておけるものです。
なかでも、ご相談のなかで繰り返し出てくるのは、次の5つでしょう。どれも、知っていれば結果が変わると言い切れるものではないけれど、知らないまま6年生の秋を迎えると、親子ともに苦しくなりやすい部分ばかり。
- 宿題を終えることと、自力で解けることは別
- 「時間が足りない」ときは、配分と解き方の両方を確かめる
- 模試の判定は、複数回の結果と過去問を合わせて読む
- 親が教えることまで、一人で抱え込む必要はない
- 課題の優先順位は、答案と生活の様子を持って塾に相談する
順番に見ていきますが、その前に、なぜこうした気づきが6年生の秋に集まりやすいのかを確かめておきます。そこが分かると、「いまからでは遅いのでは」という不安も、少し整理しやすくなるはず。
2. 6年生の秋に、気づくことが重なる理由
関西の私立中学の入試は、例年1月中旬の統一入試日から始まり、2027年度は1月16日(土)です。多くのご家庭では、6年生の夏から秋にかけて志望校の過去問に取り組み始めます。本番の問題と初めてまとまって向き合うのが、入試まで数か月という時期になる。
それまでの公開模試や塾のテストの多くは、さまざまな学校を目指す生徒が同じ問題を解くように作られていて、幅広い単元を、標準的な形で問うものが中心になります。一方で、志望校の過去問にはその学校によく出る問題の形があり、模試では見えなかった得意・不得意が、ここで初めてはっきりすることも少なくない。模試の成績は安定していたのに、過去問では思うように点が取れないという戸惑いが秋に多いのは、このためでしょう。
しかもこの時期は、残りの時間が限られているぶん、それまでの進め方を振り返る余裕も小さくなります。「4年生のころから、ここを見ておけば」と感じるのは、気づくのが遅かったからとは限りません。気づくきっかけになる問題に出会うのが、どうしても遅くなりやすい流れがあるからでしょう。裏を返せば、そのきっかけを少し前に持ってくることはできる、ということでもあります。
3. 宿題を終えることと、自力で解けることは別
まず1つ目は宿題の話で、塾の宿題を毎週すべて終わらせるのは、それ自体が大きな努力ですし、真面目に取り組んでいる証でもあります。ただ、「終わった」ことと「自分で解けるようになった」ことは、同じではありません。
ご相談のなかでよくうかがうのが、宿題のノートはきれいに埋まっているのに、同じ単元のテストになると手が止まる、という形。ノートを見せていただくと、解説を読みながら書き写した答えと、自分で考えて出した答えが、見た目では区別がつかないことがある。終わらせることが目標になると、どうしても「早く埋める」ほうに気持ちが向きやすく、本人に悪気がなくても、こうしたことは起こるものなんです。
かといって、宿題を減らせばよいという単純な話でもない。塾の宿題は授業の内容を定着させるために組まれているものですし、量を減らしたぶんだけ理解が深まるとは限らないからです。減らすかどうかは量で決めるのではなく、中身を見て決めるほうが、遠回りに見えて確かな方法になります。
量より先に、確かめておきたいこと
宿題のやり方を見直したいときは、次のような点を確かめてみると、判断の材料がそろいます。
- 解説を見ずに、自分で最後まで解けた問題がどれくらいあるか
- 前のテストと同じ形の問題で、また点を落としていないか
- 宿題のために、寝る時刻が遅くなっていないか
- 翌日の授業や学校で、眠そうにしていないか
このうち睡眠には公的な目安があり、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。受験学年だからといって、この目安が下がるという扱いにはなっていない。宿題のために就寝が遅くなる日が続いているなら、それは量を見直すサインの一つと考えてよいでしょう。
「捨てる」のではなく「後回しにする」
見直すときに気をつけたいのは、教材を捨ててしまわないこと。いまは手が届かない問題でも、数か月後には解けるようになっていることがありますし、復習や進み具合の確認に使う場面も出てきます。ですから、今週やる問題と、後回しにする問題を分けておくという形にしておくと、あとで困ることがない。どれを後回しにするかはご家庭だけで決めずに、塾の先生と相談するのがいちばんで、その話は第7章で触れます。
4. 「時間が足りない」ときは、配分と解き方の両方を確かめる
2つ目は時間の話で、テストのたびに「時間が足りなかった」と言われると、時間配分の練習をさせたくなるのが自然な気持ちでしょう。もちろん解く順番や配分も大切ですが、時間が足りない原因は、配分のほかにもいくつか考えられます。問題文を読み取るのに時間がかかっているのか、計算や作図で手間取っているのか、条件の整理で迷っているのか、それとも解き方の選び方なのか。その原因によって、次にやることも変わってきます。
そのなかで、指導の現場でよく出会うのが、問題に合う解き方をまだ選べていないために、時間がかかっている例です。算数の問題の多くは、教科書どおりの正攻法で解いても答えにはたどり着けます。ただ、そのやり方だと時間がかかる問題もあり、とくに難関校でよく出る形には、その形に合った速い解き方があることも少なくない。問題の形を見て「あのときのあれだ」と解き方を選べると、同じ問題でも、かかる時間が大きく変わるんですよね。
こうした解き方は市販の解説にはあまり載っていないこともあり、似た形の問題をくり返し解くなかで身についていくものです。ただ、原因が解き方にあるのか、読み取りや計算にあるのかは、答案だけでは分からないことも多い。本人の話や、実際に解いている様子と合わせて見ていくと、どこで時間を使っているのかが少しずつ見えてきます。
落とした問題と遅かった問題を、3つに分けてみる
時間がかかっている原因を探るときは、テストで落とした問題や時間がかかった問題を、次のように分けてみると見えてきます。
| 状態 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 手が止まった | 知識や理解が足りないのか、条件の整理や解き方の選び方で迷ったのか |
| ミスした | 計算、読み取り、書き写しなど、どの段階で間違えたのか |
| 正解したが遅い | 読み取り、計算・作図、解き方、見直しのどこに時間を使ったのか |
分け方は一つの目安です。答案だけで分からないところは、本人に「どこで迷った?」と聞いてみると見えてくることがあります。
とくに3つ目は、丸がついているぶん見過ごされやすいのですが、6年生の過去問で「時間が足りない」として表に出てきやすい部分でもあります。4・5年生のうちに、丸のついた問題のなかから「時間がかかった問題」に印をつけ、どこで時間を使ったかを本人に聞いておく。それだけでも、秋に慌てずに済む部分は増えていくでしょう。
ここまで読んで、どれが近いですか
「もっと早く知りたかった」と感じる場面として、よくうかがうのがこの5つです。当てはまるものはありますか。
- 宿題は終わっているのに、テストになると手が止まる答案と本人の話から、自力で解いた問題と、解説を見ながら取り組んだ問題を確かめます。
- 解けてはいるが、とにかく時間がかかるどこで時間を使っているかを、答案と本人の話から整理します。
- 過去問を始めたら、模試より点が取れない志望校によく出る形のうち、どこで止まっているかを整理します。
- 模試の判定の見方を知りたい第5章にまとめています。相談は不要です。
- 家庭教師を足さなくてよいか知りたい第9章にまとめています。
学年と、最近のテストを1枚見せていただくだけでも、お話をうかがえます。
5. 模試の判定は、複数回の結果と過去問を合わせて読む
3つ目は模試の判定についてで、判定が返ってくるたびに家の空気が変わってしまう、というお話は本当によくうかがいます。まず知っておきたいのは、模試の結果に並ぶ数字が、それぞれ違う意味を持っていること。偏差値や順位は、その模試を受けた人たちのなかでの相対的な位置を示すもの。一方、合格可能性の判定は、模試の成績に過去の入試結果や志望の動向などを組み合わせた、合格の見込みを考えるための材料です。
さらに、多くの学校を受ける人に向けた一般的な模試と、特定の学校の出題傾向に合わせて作られた学校別の模試とでは、見ているものも違う。どちらも大切な材料ですが、1回の判定だけで、志望校への準備が十分かどうかを決めることはできません。複数回の結果の推移と、志望校の過去問の答案を合わせて見ていくほうが、いまの状態をつかみやすいでしょう。
実際の入試では、厳しい判定から合格するお子さまもいて、D判定はもちろん、E判定からということもあります。ただ、それは判定を気にしなくてよいという意味ではありません。判定の推移や、過去問の得点と失点の中身、残りの時間を見ながら、併願校も含めて受験の計画を考えていくことになる。判定の数字に一喜一憂するより、材料の一つとして落ち着いて読めるようになっておくと、6年生の秋の気持ちがずいぶん違ってくるはずです。
判定を見るときは、数字そのものだけでなく、どの単元でどの形の問題を落としたかにも目を向けると、次にやることにつながります。判定の数字の意味については、模試でD判定・E判定が出たときの記事で詳しく整理しているので、あわせて読んでみてください。
6. 親が教えることまで、一人で抱え込む必要はない
4つ目は親の役割の話で、4・5年生のうちは、算数の問題を親御さんが教えているご家庭も多いと思いますし、それで回っている時期もあるでしょう。ただ、学年が上がって問題が難しくなるにつれて、教える側と教わる側が親子だと、どうしても気持ちがぶつかりやすくなるものです。
「どうしてこれが分からないの」と言ってしまったあとで、自分を責めてしまう親御さんも少なくないでしょう。けれど、それは愛情や努力が足りないからではなく、親子という近い関係のなかで教えるという形そのものに、負担がかかりやすいからでしょう。学校や塾の先生でも、自分の子どもに勉強を教えるのは難しいと話す方が多いのは、同じ理由だと思います。
そこで、親が持つ部分と、外に任せる部分を分けておくという考え方があります。
| 場面 | 親が持てること | 外に任せてよいこと |
|---|---|---|
| 予定 | 塾や講習の日程を確かめ、1週間の予定を組む | どの問題を後回しにするかの判断 |
| テスト | 返ってきたテストを、単元ごとにまとめておく | 時間がかかっている原因を、答案から見つけること |
| 問題 | 分からなかった問題に、印をつけておく | 問題の形に合った解き方を教えること |
| 過去問 | 解く日を決め、答案をなくさずに残しておく | 志望校によく出る形の解き方を練習すること |
分け方は一例です。ご家庭の事情や、お子さまの学年によって変わります。「外」には、塾の先生への質問も含みます。
ここで大事なのは、予定を細かく管理すれば成績が上がる、というわけではないということです。段取りを親御さんが持ってくださるのはとても大きな支えになりますが、成績を動かすのは、結局のところ本人が解き方を身につけたかどうか。だからこそ、教えることまで親が一人で抱え込まなくていいんです。
テストの日の聞き方を、少しだけ変える
テストが返ってきた日の声かけも、早めに意識しておくと楽になる部分でしょう。「何点だった?」と聞く代わりに「どの問題に時間がかかった?」と聞いてみると、会話の中身が変わってくる。点数の話はどうしても良いか悪いかの評価になりがちです。けれど、時間がかかった問題の話なら次にやることの相談になるので、同じテストでも、聞き方ひとつで親子の会話の向きが変わるわけです。声かけについては、受験でメンタルがつらくなったときの記事でも整理しています。
7. 課題の優先順位は、答案と生活の様子を持って塾に相談する
最後の5つ目は塾との付き合い方で、宿題が回らない、どの問題を後回しにすればいいか分からないというときに、ご家庭だけで悩み続けてしまうケースは珍しくない。「塾の方針に口を出してはいけないのでは」と遠慮される親御さんも多いのですが、塾の先生は、優先順位の相談に乗ってくれる存在でもあります。
塾のカリキュラムは、多くの学校を目指す生徒に対応できるよう、幅広く組まれている。幅を広げること自体が悪いわけではなく、余裕があるなら広げたほうがよいですし、余裕がないなら、志望校に合わせて絞る必要が出てくる。どちらが正しいかではなく、そのお子さまの状況に合わせて選ぶ話です。その判断の材料を持っているのは、日々の授業でお子さまを見ている塾の先生だと言えるでしょう。
相談するときは、「宿題が多すぎます」とだけ伝えるより、次のような材料を持っていくと、話が具体的になります。
- 最近のテストで、落とした問題と時間がかかった問題
- 宿題のうち、自分で解けた問題と、解説を見て解いた問題
- 平日の就寝時刻と、宿題にかかっている時間の様子
こうした材料があれば、今週やる問題と後回しにする問題を、先生と一緒に決めやすくなります。面談の時期を待たずに、気になったときに相談してよいということも、早めに知っておくと気持ちが軽くなる部分でしょう。
8. 学年ごとに、いま見ておきたいこと
ここまでの5つを、学年ごとに、いま見ておけることとして整理してみました。どの学年でも、気づいたところから始めれば十分でしょう。
| 学年 | いま見ておきたいこと |
|---|---|
| 4年生 | 宿題の答えが、自分で出したものか、解説を写したものかを見分ける。テストの話は、点数より「時間がかかった問題」から聞く |
| 5年生 | 丸のついた問題のなかから、時間がかかった問題に印をつけ、単元ごとにまとめる。後回しにする問題を、塾の先生と相談して決める |
| 6年生(夏まで) | 志望校の過去問を早めに1年分見て、よく出る形を確かめておく。判定は1回で決めず、推移と落とした問題の中身を見る |
| 6年生(秋以降) | 過去問で時間がかかった問題を、どこで時間を使ったかから見直す。睡眠と体調を優先して、予定を組み直す |
塾のカリキュラムや学年の切り替わりの時期は、塾・校舎・コースによって違います。お子さまの塾の予定表をもとに考えてください。
とくに5年生のうちは、受験まで時間があるぶん、小さな点検を習慣にしやすい時期です。6年生になると、新しい内容と入試形式の演習が重なって、5年生までの内容に戻る時間はどうしても取りにくくなる。5年生の冬の使い方については、5年生の冬期講習の記事で詳しく書いています。
また、すでに6年生の秋を迎えていて、「もう遅いのでは」と感じている親御さんもいらっしゃるでしょう。けれど、残りの時間が短いからこそ、何を後回しにしてどこに時間を使うかを決める意味は大きくなります。志望校の問題で時間がかかっている形が見えれば、そこから手をつけることはできる。気づいた時点が、そのご家庭にとっていちばん早い時点だと考えてよいと思います。
9. 家庭教師を足さなくてよい場合
ここまで読んで、家庭教師を足すべきかどうか迷われた方もいるかもしれません。ただ、すべてのご家庭に必要なわけではなく、次のような状態であれば、いまの塾と家庭学習で十分に回っていると考えてよいでしょう。
- 宿題の多くを、解説を見ずに自分で解けている
- 同じ形の問題で、何度も点を落としていない
- 時間が足りないと感じる問題が、特定の単元に偏っていない
- 塾の先生に質問でき、本人も質問に行けている
- 宿題のために、就寝の時刻が遅くなっていない
こうした状態なら、無理に何かを足すより、いまの形を続けるのがいちばんでしょう。そのうえで、テストのたびに「時間がかかった問題」にだけ印をつけておけば、6年生の秋に慌てずに済む部分は増えていくはずです。
一方で、時間がかかる問題が特定の形に集中していて、塾の授業や家庭での復習だけではなかなか速くならないこともあるでしょう。そのときは、その形に合った解き方を一対一で入れ直すという選択肢もある。家庭教師が役に立つのは主にこの部分で、予定の管理や宿題の見張りまで頼む必要はありません。
中学受験の指導実績がある教師
23名が登録しています
うち8名は、灘・甲陽学院・東大寺学園・洛南・西大和学園・大阪星光学院・神戸女学院・四天王寺などの最難関校に生徒を送り出した指導実績を持っています。学生講師は在籍していません。
在籍状況は時期により変わります。担当できる教師がいるかは、教育相談フォームからお問い合わせください。
それでも、一度お話を聞かせてください
5つのことは分かったけれど、うちの子がどこで時間を使っているのかが分からない、ということがあるかもしれません。
最近のテストの答案と、「どの問題に時間がかかったか」という本人の話があれば、見直す場所を考える手がかりになります。答案だけで分からないところは、実際に解く様子も見ながら確かめていけば大丈夫です。
学年と、最近のテストの写真を1枚お送りください。分かる範囲で整理し、追加で確かめたいこともお伝えします。その場で決めていただく必要はありません。
力になれることがあるなら、なりたいと思っています。
合格や成績の伸びをお約束することはできません。ご希望の条件や地域、時期によっては、お引き合わせが難しい場合もあります。
体験授業を受けたうえで、家庭教師が要らないと判断されたときは、そう言っていただいて構いません。
この記事で扱っていないこと
この記事では、個別の塾の宿題の量や、カリキュラムの組み方には踏み込んでいません。塾・校舎・コースによって大きく違い、一般論として書くと、当てはまらないご家庭が出てくるためです。宿題の優先順位は、お子さまの答案をもとに、塾の先生と相談して決めていただくほうが確かです。また、個別の単元の解き方そのものにも触れていない。解き方は問題の形とお子さまの答案を見て決めるもので、文章だけでは伝わりにくいからです。受験を続けるかどうかの判断については、親が後悔したときの記事で整理しています。
まとめ:気づいた時点が、いちばん早い
この記事の要点
- 「もっと早く知りたかった」は、6年生の秋に過去問を始めてから口にされることが多い
- 宿題を終えることと、自力で解けることは別。量より中身で見直す
- 教材は捨てずに、後回しにする問題を塾の先生と相談して決める
- 小学生の睡眠は9〜12時間が目安。宿題で就寝が遅れる日が続くなら、見直しのサイン
- 「時間が足りない」ときは、配分だけでなく、読み取り・計算・解き方も確かめる
- 判定は1回で決めず、複数回の結果と過去問の答案を合わせて読む。厳しい判定から合格する子もいる
- 親は段取りを持ち、教えることまで一人で抱え込まなくていい
- 気づいた時点が、そのご家庭にとっていちばん早い
今日できること
最後に、ひとつだけお伝えしておきます。
最近返ってきたテストを1枚出して、丸がついている問題のなかから、本人が「時間がかかった」と感じた問題に印をつけてもらってください。あわせて、読むのに時間がかかったのか、計算なのか、解き方で迷ったのかも聞いておくと、見えてくるものが増えるはず。印が集まっている単元と時間の使い方が、いま見直しておきたい場所の手がかりになります。答えが合っているぶん、見過ごされやすい問題でもあります。そこが見えると、塾に何を相談するか、家庭で何を後回しにするかも、ずっと決めやすくなるはず。
よくある質問
この記事を書いた理由
「もっと早く知っていれば」という言葉は、6年生の秋のご相談で、本当によく耳にします。その言葉の裏には、お子さまを叱ってしまったことへの後悔や、もっと違う関わり方ができたのでは、という思いがにじんでいることが多い。ただ、お話をうかがっていると、そう感じている親御さんほど、毎日の宿題に付き添い、予定を整え、誰よりも一生懸命に受験を支えてこられた方々なんです。
知りたかったことの多くは、努力が足りなかったから見えなかったのではなく、気づくきっかけになる問題に出会うのが、6年生の秋になりやすかったから見えなかったもの。そのきっかけを少しだけ前に持ってこられたら、同じように悩む親御さんが減るのではないかと考えて、この記事をまとめました。