1. 結論:「1時間いくら」だけでは決まりません
はじめに立場を明かしておきますと、この記事を書いているのはプロ家庭教師にご登録いただいている側ですので、ご登録をお勧めする立場にあります。そのうえで申し上げるのですが、ここで扱うのは指導料の考え方そのものであって、どこに登録するかという話ではありません。他社にご登録中の方や、すでにご自身で契約を持っておられる方にも、そのまま使っていただける内容にしています。
結論から書きますと、指導料を決めるときに「1時間いくら」だけを見ていると、判断の材料が足りません。実際には、指導している1時間の前後に、教材を選び、答案を見て、進め方を考える時間があり、対面であればそこに移動が加わります。手元に入る金額を、その回にかかった時間の総量で割ってみると、「1時間いくら」とはまったく違う数字が出てきます。
この記事では、その数字の出し方を示します。金額そのものをお勧めすることはしませんし、いくらが正しいという話でもありません。ご自身の条件を入れて計算していただければ、いま設定している金額が何を意味しているのかが見えてきます。
2. 決められる側から、決める側へ
会社に所属して指導する形では、時給は会社から提示されます。条件に納得すれば受け、合わなければ受けない。判断はそこで完結しますので、値付けそのものについて考える必要はほとんどありませんし、迷う場面も少ないはずです。
ご家庭と直接契約する形になると、この構図が変わります。いくらでお引き受けするのかを、ご自身で決めることになるからです。これは自由であると同時に、判断の責任がこちらに移るということでもあります。高く設定すればお引き受けできる件数が減るかもしれませんし、低く設定すれば件数は増えるかもしれませんが、その分だけ一件あたりにかけられる時間が削られます。
ところが、この決め方について書かれたものは、ほとんど見当たりません。求人の情報は「時給いくら」という形で大量に出ていますが、それは提示される側の話であって、決める側の話ではないからです。決める側に立ったとき、何を数えればよいのか。そこを整理するのが、この記事の目的です。
もうひとつ申し上げておくと、値付けを一度決めたら動かせないというものでもありません。お引き受けする件数が増えてきたときや、対応できる範囲が変わってきたときに、新しくお引き受けする分から設定を見直すという進め方もありますし、すでに続いているご家庭についてはそのままにしておくという判断もあります。いま決めた金額が、この先ずっと自分を縛るものではないと考えておくと、最初の一歩が踏み出しやすくなります。
3. 指導1時間の裏に、何時間あるか
まず、1回の指導にかかっている時間を書き出してみます。指導そのものの時間だけを数えていると、この作業がまるごと抜け落ちてしまいますので、いったん全部を並べてみるところから始めます。
| 内訳 | 中身 |
|---|---|
| 指導 | ご家庭で、あるいは画面越しに実際に教えている時間 |
| 準備 | 教材を選ぶ、解き直しの答案を見る、次回の進め方を考える |
| 移動 | 対面の場合の往復。オンラインであれば発生しない |
| 連絡 | 日程の調整、ご家庭からの質問への返信、報告のやりとり |
指導料が発生するのは、原則として指導の時間に対してのみです。
準備の時間は、指導の中身によって大きく変わります。決まった教材を順に進めるだけであれば短く済みますが、志望校の過去問を見て出題の形に合わせた解き方を用意するとなると、相応の時間がかかります。そして、この準備の厚みが、そのまま指導の中身の差になって出てきます。
連絡の時間も、積み上がると無視できません。受験学年の後半になれば、ご家庭からのご相談が増えるのは自然なことですし、それに応えること自体が指導の一部でもあります。ただ、時間としては確かに使っているという事実は、押さえておく必要があります。
連絡の時間をどこまで数えるかは、考え方が分かれるところだと思います。日程の調整だけであれば数分で済みますが、模試の結果についてご相談を受けたり、志望校の変更について一緒に考えたりする場面になると、まとまった時間になります。この記事の計算では連絡の時間を含めていませんが、含めれば実働単価はさらに下がりますので、ご自身で計算されるときには入れておかれるほうが実態に近くなります。そして、この部分こそがご家庭にとっての価値になっている場合も少なくありません。
4. 実働1時間あたりに直してみる
では、実際に計算してみます。指導1時間、準備30分という条件を固定したうえで、移動時間だけを変えた場合に何が起きるのかを並べてみます。指導料は1時間5,000円として計算しています。
| 条件 | その回にかかる時間 | 実働1時間あたり |
|---|---|---|
| オンライン(移動なし) | 1時間30分 | 約3,330円 |
| 対面・往復30分 | 2時間00分 | 2,500円 |
| 対面・往復60分 | 2時間30分 | 2,000円 |
| 対面・往復120分 | 3時間30分 | 約1,430円 |
指導1時間・準備30分・指導料5,000円で試算した目安です。連絡の時間は含めていません。
同じ1時間5,000円という設定でも、実働に直すと3,330円にも1,430円にもなります。その差は2.3倍です。この表を見てから改めて考えると、「1時間いくら」という数字が、条件を抜きにしては比べられないものだということが分かります。
もちろん、指導料は実働で割った数字で決めるものではありませんし、移動の時間にも意味があると考える方もいらっしゃると思います。ただ、判断の材料としてこの数字を持っているのと持っていないのとでは、条件の合わない依頼を受けるかどうかの見極めが変わってきます。
この計算をしてみると、条件のばらつきが思っていたより大きいことに気づかれるのではないでしょうか。同じ週のなかに実働3,000円台の件と1,500円前後の件が混ざっているということは、実際にはよくあります。それ自体が悪いわけではありませんし、通いやすさや生徒との相性といった、数字にならない要素もありますので、低いほうを切るべきだという話ではありません。ただ、混ざっているという事実を把握しているかどうかで、新しいご依頼を受けるときの判断は変わってきます。
5. 交通費は出ますが、移動時間は出ません
ここで、見落とされやすい点をひとつ挙げておきます。対面でご指導される場合、交通費はご家庭からお支払いいただけます。当ネットワークでも、毎月のお支払いは指導料と交通費のみという形にしています。
ただし、支払われるのは交通費であって、移動にかかった時間ではありません。電車賃やガソリン代は戻ってきますが、往復に使った1時間は戻ってきません。前の章の計算で実働単価が大きく動いたのは、この部分が効いているからです。
これは、どこかが不当だという話ではありません。移動時間にまで対価を求める形は、この業界に限らず一般的ではありませんし、ご家庭にとっては負担が読みにくくなります。申し上げたいのは、交通費が出るからといって移動の負担が埋め合わされているわけではない、という事実を計算に入れておいたほうがよいということです。
とくに、遠方のご家庭からのご依頼を受けるかどうかを考えるときには、この点が判断を分けます。交通費の実費が出るかどうかではなく、往復にかかる時間をどう見るか。そこが実際の線引きになります。
6. オンラインで、数字はここまで変わります
第4章の表で、オンラインの行だけが大きく離れていたことにお気づきかと思います。移動が発生しないため、その回にかかる時間が指導と準備だけになるからです。
実働1時間あたりで見ると、往復60分の対面が2,000円であるのに対して、オンラインは約3,330円。指導料の設定を1円も変えないまま、実働単価が1.6倍になります。これは値上げによって得られる差ではなく、形式を変えることで生まれる差です。
加えて、移動がないということは、1日に組める件数の上限も変わるということです。対面で往復1時間かかる指導を1日に何件も入れるのは難しくても、オンラインであれば同じ時間で別の件を受けられます。受けられる件数が増えれば、条件の合わない依頼を無理に受ける必要も減ります。
もちろん、対面でなければ伝わりにくいものがあるのも事実です。答案の書き方や図の描き方は、隣で見ていたほうが早く直せますし、小学生の場合はとくにそうだと思います。ここは、どちらが優れているという話ではなく、ご自身の指導のなかで、オンラインでも成り立つ部分がどれだけあるかという見極めの話です。
当ネットワークでも、全国のご家庭からお問い合わせをいただいており、対面が難しい地域からのご相談も少なくありません。オンラインでのご指導のみという形でのご登録も承っておりますので、お住まいの地域を問わずお申し込みいただけます。
なお、オンラインで受ける場合には、機材や通信の環境を整えておく必要が出てきます。手元を映すためのカメラや、書いたものを共有する仕組みをどうするかは指導の中身に直結しますので、最初に一度じっくり考えておく価値があります。ここに時間と費用がかかるのは事実ですが、一度整えてしまえば以降は繰り返し使えますので、移動時間のように毎回発生するものとは性質が違います。対面とオンラインを比べるときには、この違いも材料に入れておかれるとよいと思います。
7. 1回あたりの指導時間という変数
もうひとつ、実働単価を動かす要素があります。1回の訪問で何時間ご指導するかという点です。
| 1回の指導 | 準備 | 往復 | かかる時間 | 実働1時間あたり |
|---|---|---|---|---|
| 1時間 | 30分 | 60分 | 2時間30分 | 2,000円 |
| 2時間 | 40分 | 60分 | 3時間40分 | 約2,730円 |
| 3時間 | 50分 | 60分 | 4時間50分 | 約3,100円 |
指導料1時間5,000円で試算した目安です。準備時間は指導が長くなるほど増えますが、比例はしないものとして置いています。
移動の時間は、1時間の指導でも3時間の指導でも変わりません。したがって、1回あたりの指導時間が長くなるほど、移動の負担が薄まっていきます。同じ5,000円という設定でも、1回1時間なら実働2,000円、1回3時間なら約3,100円です。
ここから言えるのは、ご家庭と回数や時間をご相談されるときに、単価だけでなく1回の長さも判断に入れておかれるとよいということです。週1回2時間と、週2回1時間では、生徒側の学習の組み立ても違ってきますが、指導する側の実働も相当に違います。どちらが良いかは生徒の状況によりますので、そこは指導の判断として決めていただくことになります。
ただし、長ければ長いほどよいというわけでもありません。小学生の場合、集中が続く時間には限りがありますので、3時間続けて座らせることが学習として噛み合うかどうかは、生徒の状態を見て判断することになりますし、ご家庭の生活の組み立てにも関わってきます。実働の数字は判断の材料のひとつであって、それだけで指導の形を決めてしまうと、本末が転倒します。
8. 価格を下げると、指導の側で何が起きるか
ここからは、金額そのものが高いか安いかという話ではなく、金額を下げたときに指導の側で何が連鎖していくのか、という話をします。
指導料を低めに設定すると、お引き受けできる件数は増えやすくなります。ただし、一定の収入を得ようとすれば、それだけ多くの件数を受けることになりますので、一件あたりに使える準備の時間が削られていきます。削るとすれば、まず削られるのは準備です。指導の時間は約束したものですし、移動は減らしようがないからです。
準備が薄くなると、指導の中身は決まった教材を順に進める形に寄っていきます。それが悪いわけではありませんが、志望校の出題に合わせて解き方を用意するという作業は、どうしても時間を要します。価格の判断が、指導の中身の判断とつながってしまうのは、ここです。
逆に高く設定すれば、それでお引き受けできる件数は減るかもしれません。ただし一件あたりにかけられる時間は増えますので、準備の厚みは保てます。どちらを選ぶかはご自身の考え方次第ですが、価格は収入の話であると同時に、指導の設計の話でもあるということは、押さえておく価値があると思います。
9. 準備の時間は、何に使われているか
前の章で触れた準備の中身について、もう少し具体的に書いておきます。ここが、この仕事のいちばん見えにくいところだと思うからです。
中学受験の指導で効いてくるのは、同じ問題を前にしたときに、どの形として捉えるかという部分です。正攻法で押していけば答えは出るけれども時間がかかるという形があり、入試の限られた時間のなかでは、その差がそのまま得点差になって表れます。速く解けるかどうかは、時間の配り方を工夫したかどうかではなく、その問題の形に応じた解き方を知っているかどうかで決まってくることが多い。
そして、その解き方は市販の解説には載っていないこともあります。過去問を通して蓄えたものを、目の前の生徒に合う形にして渡す。この作業が準備の中身であり、ご家庭で手に入りにくいのも、まさにこの部分です。
裏を返せば、準備の時間を確保できるかどうかが、ご家庭に渡せるものの中身を決めているということでもあります。指導料を考えるときに、この時間を計算から外してしまうと、実際には渡せていたはずのものが渡せなくなる、ということが起こりえます。
もうひとつ、準備の時間には蓄積が効くという性質もあります。ある学校の過去問を読み込んで解き方を整理した経験は、次に同じ学校を志望する生徒を担当したときにそのまま使えますし、似た出題の形をもつ別の学校でも応用が効きます。つまり最初の一件では重く感じた準備が、二件目、三件目では軽くなっていくということです。特定の学校や分野に絞って受けていくという考え方が成り立つのは、この蓄積があるからでもあります。
10. 継続の長さが、実は効いてきます
もうひとつ、単価と並んで手元の条件を左右するのが、1件あたりの継続の長さです。ここは意識されにくい部分ですが、積み上がると無視できない差になります。
新しくお引き受けするときには、生徒の状況を把握し、志望校を確かめ、進め方を組み立てるという初動の作業が発生します。この初動は、契約が短く終われば何度も繰り返すことになりますが、長く続けば1回で済みます。継続が長いほど、初動にかかる時間が全体に占める割合は小さくなります。
中学受験の場合、お引き受けする時期にもよりますが、受験までの期間が数年に及ぶこともあります。その間ずっと同じ生徒を見ていくことになりますので、初動の重さは相対的に軽くなります。一方で、短期で入れ替わる指導が続くと、見えないところで時間を使い続けることになります。
ここから言えるのは、単価を上げることだけが手元の条件を良くする方法ではない、ということです。実働単価、1回あたりの長さ、継続の期間。この三つは、いずれも同じくらいの重みで効いてきます。
もっとも、継続が長くなるかどうかは、こちらの都合だけで決まるものではありません。志望校が変わることもあれば、ご家庭の事情で終わることもありますし、そもそも生徒に合う形を渡せなければ続きません。続けていただけるかどうかは、結局のところ渡せているものがあるかどうかに戻ってきますので、ここでも準備の時間が効いてくることになります。
11. 3,500円から7,000円という幅について
当ネットワークでは、1時間あたりの指導料を先生ご自身で設定していただいており、3,500円から7,000円の範囲でお願いしています。ご家庭とは直接契約という形になります。
この幅のどこに置くかは、ご経験や対応される科目、指導の内容によって変わってきます。ご登録の際にご希望の金額をうかがっていますので、そこでお考えをお聞かせいただく形です。こちらから金額を指定することはありません。
幅があるということは、選べるということでもあります。ここまで見てきたように、同じ金額でも対面かオンラインか、1回何時間かによって実働は変わりますので、金額だけを見て決めるのではなく、受ける条件と合わせて考えていただくのが現実的だと思います。この記事の表をお手元で計算し直していただければ、ご自身の条件での数字が出ます。
件数を増やすという方向についても、ひとこと添えておきます。受け持つ生徒が増えれば、それぞれの志望校も学年も進度も違いますので、頭の切り替えにかかる負荷が上がりますし、日程の調整そのものにも時間を取られるようになります。件数は単純に足し算では増えていかず、ある線を超えると一件あたりの密度が落ちはじめますので、その線がご自身にとってどのあたりなのかを知っておくことが、値付けの判断にもつながってきます。
12. 値付けは、ご家庭への約束でもあります
金額の話を、指導する側の都合だけで閉じてしまわないように、ご家庭から見たときにどう映るのかという視点も置いておきたいと思います。
ご家庭にとって、指導料は毎月続く支出です。中学受験であれば塾の費用もありますので、そこに上乗せする判断をしていただくことになります。その金額を提示するということは、それに見合うものをお渡しするという約束をすることでもあります。
ですから、低く設定すれば親切だという話でもありません。低く設定した結果として準備が薄くなり、渡せるものが減るのであれば、ご家庭にとって良い取引にはならないからです。逆に、高く設定したのであれば、その分だけ準備に時間をかけ、志望校から逆算した中身をお渡しする。金額と中身が釣り合っていることのほうが、金額そのものより大事だと考えています。
合格や成績の伸びをお約束することは、どなたにもできません。それでも、かけた時間の分だけ渡せるものは増えていきます。値付けは、その時間をどれだけ確保するかという判断でもあります。
あわせて、金額を提示する場面についても書いておきます。最初にお話しする段階で金額を伝えることになりますが、そのときに数字だけを出すのか、何にどれだけ時間をかけるつもりなのかを添えるのかで、受け取られ方は変わってきます。ご家庭が比べているのは金額そのものというより、その金額で何が手に入るのかという部分ですので、そこを言葉にしておくほうが、後々のすれ違いも起きにくくなります。準備にどれくらいかけるのか、志望校の過去問をどう扱うのか、報告をどの頻度で行うのか。こうしたことは、提示する側から先に伝えておける内容です。
13. 決めきれないときの、数える順番
ここまでの内容を、実際に手を動かす順番としてまとめておきます。紙と電卓、それに直近の指導の記録があれば、10分ほどで終わる作業です。
- 直近の指導を1件選び、その回にかかった時間を書き出す(指導・準備・移動・連絡)
- その回にいただいた指導料を、書き出した時間の合計で割る
- 出てきた数字を、対面の件とオンラインの件で比べてみる
- 移動の往復が60分を超える件が、いくつあるかを数える
- 1回1時間で受けている件を、2時間にまとめられないか考えてみる
この5つを順にやっていただくと、いま設定している金額が、条件によってどれだけ違う意味を持っているかが見えてきます。そのうえで、金額を動かすのか、受ける条件のほうを動かすのかを判断していただければと思います。金額を上げなくても、条件を整えるだけで実働が変わる場面は少なくありません。
なお、この記事では税や保険の扱いには触れていません。そちらは制度が変わりますし、個別の状況によって答えが変わりますので、専門の方にご確認いただくのが確かです。
14. ご登録の前に、面談でお話をうかがいます
当ネットワークは、中学受験を中心としたプロ家庭教師のネットワークです。ご家庭と先生の直接契約という形でご指導いただいており、学生講師は在籍しておりません。
ご登録について
登録料は一切不要です
指導料は1時間3,500円から7,000円の範囲で、先生ご自身に設定していただきます。他の家庭教師会社にご登録中の方も、副業としてのご登録も歓迎しております。当ネットワークが専属を求めることはありません。
指導の進め方は先生の裁量にお任せしており、こちらから指導方法を指定することはありません。プロフィールは個人を特定できない形で掲載いたします。
ご登録までは、お申し込み、面談、審査、プロフィール掲載という順で進みます。面談ではシステムの内容をご説明いたしますので、ご不明な点はその場でお尋ねください。審査は、指導経験と合格実績にもとづいて確認させていただいております。
ここまで読んで、どれが近いですか
ご登録をご検討中の先生から、よくうかがうのがこの5つです。
- オンラインのみで登録できるか知りたいお住まいの地域を問わず、オンラインのみでもご登録いただけます。
- 他社に登録したままでよいか確かめたい問題ございません。専属をお願いすることはありません。
- まず話だけ聞いてみたい申し込みフォームに「まず質問したい」の選択肢があります。
- 実働単価の計算方法を知りたいこの記事の第4章と第13章にあります。ご相談は不要です。
- 指導料の範囲を知りたい第11章に書いています。
ご経験と、対応できる科目・地域だけでもお聞かせいただけます。
面談で、条件をすり合わせます
実働で考えるという話をしてきましたが、実際にどんな条件のご依頼が来るのかは、やってみないと分からない部分があります。
面談では、システムの内容をご説明したうえで、ご希望の指導料や対応できる範囲をうかがいます。そのうえでご判断いただく形ですので、お申し込みの時点でお決めいただく必要はありません。
ご質問だけという形でも構いません。申し込みフォームには「まず質問したい」という選択肢をご用意しています。
ご経験を活かせる場になればと思っています。
審査がございますので、ご登録をお約束することはできません。指導経験と合格実績にもとづいて確認させていただいております。
面談の内容をお聞きになったうえで、ご登録をお見送りいただいても構いません。
この記事を書いた理由
最後に、なぜこの記事を書いたのかを書いておきます。指導する側に向けた情報は、時給がいくらという形のものは大量にあるのですが、自分で決める立場に立ったときに何を数えればよいのかを書いたものは、ほとんど見当たりませんでした。提示される側の情報と、決める側に必要な情報は、別のものです。ご登録をお願いしている立場でこう書くのも妙ですが、ここが整理されていないまま金額だけが独り歩きすると、指導の中身のほうが先に痩せてしまいます。それは、ご家庭にとっても先生にとっても、望ましいことではないと思っています。
この記事で扱っていないこと
断っておきますと、この記事では税や社会保険の扱い、契約書の書き方といった法律や制度に関わる内容は扱っていません。制度は変わりますし、個別の状況によって答えが変わりますので、税理士や社会保険労務士など専門の方にご確認いただくほうが確かです。また、他社の条件との比較も行っていません。会社ごとに仕組みが違いますので、比べるのであればご自身で条件を並べていただくのが正確です。この記事でお伝えしたかったのは、金額を決めるときに何を数えればよいのかという枠組みのほうになります。
まとめ:単価ではなく、実働で考える
この記事の要点
- 指導1時間の裏には、準備・移動・連絡の時間がある
- 指導料を、その回にかかった時間の合計で割ると実働単価が出る
- 1時間5,000円でも、実働では約3,330円から約1,430円まで動く
- 交通費は支払われるが、移動にかかった時間は戻らない
- オンラインは移動が発生しないため、同じ設定で実働が1.6倍になる
- 1回あたりの指導時間が長いほど、移動の負担が薄まる
- 価格を下げると件数が増え、最初に削られるのは準備の時間
- 準備の厚みが、ご家庭に渡せるものの中身を決めている
- 実働単価・1回の長さ・継続の期間は、いずれも同じくらい効く
- 当ネットワークでは1時間3,500円から7,000円の範囲で、先生ご自身に設定いただいている
今日できること
最後に、ひとつだけお伝えしておきます。
直近の指導を1件選んで、その回にかかった時間を書き出してみてください。指導、準備、移動、連絡。合計した時間で、いただいた指導料を割る。そこで出てきた数字が、いまご自身が実際に受け取っている金額です。「1時間いくら」で考えていたときとは、違う景色になるはずです。そのうえで金額を動かすのか、受ける条件のほうを整えるのかを決めていただければ、次にご依頼をいただいたときの判断が、ずいぶん楽になると思います。