1. 結論:確率は学校ごと、電話の扱いも学校ごと
先に結論を書いておくと、中学受験の繰り上げ合格について、「どの学校でも何パーセント」という確率はありません。繰り上げを出すかどうか、何人出すか、どう連絡するかは学校ごとに決まっていて、その中身も公表されないことが多いからです。外から確かめられるのは、その学校が合格者をどう発表し、追加合格をどう扱っているか、という仕組みの部分まで。
電話についても、同じことが言えます。一度出られなかっただけで終わりになるとは限らない。それでも、電話がつながらなければ入学の意思を確認できないと判断し、指定の時間までに確認できなければ対象から外すと、合格発表の日の案内にはっきり書いている学校もある。「出られなくても大丈夫」と思い込むのは危ないですし、反対に、出られなかった時点で終わりだと決めつけて折り返さないのも、もったいないことです。
だからこそ大事になるのは、電話が鳴ってから慌てることではありません。出願の段階で連絡先と待ち方を整え、電話がつながったときの答えを家族で決めておくことだと考えています。この記事は、その順番で読めるように並べました。
2. 繰り上げ合格・追加合格・補欠は、学校によって言い方が違う
まず言葉の整理をしておきましょう。合格者の中から入学しない人が出て、定員に空きができることがあります。そのときにあとから出す合格を、学校によって「繰上合格」と呼んだり「追加合格」と呼んだりする。また、合格発表の時点で「補欠」として名前や順位を示しておき、空きが出たらそこから合格を出す学校もある。
| 学校の示し方 | どんな形か | 例 |
|---|---|---|
| 繰上順位を表示する | 合格発表のときに、候補者に順位が示される | 立教池袋中(2027年度入学試験要項) |
| 補欠者の人数を公表する | 補欠の人数は出るが、何人が繰り上がったかは出ない | 桜蔭中(2026年度は補欠者32人) |
| 補欠について公表しない | 補欠に関する情報は、学校の公開案内から確かめられない | 女子学院中(募集要項で非公表と明記) |
| 発表のあとに追加合格を連絡する | 発表の時点では名前がなく、あとから電話で連絡が来る | 神戸大学附属中等教育学校(2026年度の合格発表の日の案内)、本郷中(2027年度募集要項) |
| 候補と結果をサイトで知らせる | 繰り上げの候補であることも、繰り上がったかどうかも、合否照会サイトで通知される | 神奈川県立中等教育学校(令和9年度入学者選抜の要綱) |
| 募集要項に記載がない | 要項だけでは、繰り上げがあるかどうか分からない | 清風南海中・須磨学園中(2027年度募集要項) |
表の内容は、左から学校の示し方・どんな形か・例です。各校の募集要項・入試結果・合格発表の日の案内より。年度によって変わることがあるので、受ける学校の最新の案内で確かめてください。
ここで気をつけたいのは、募集要項に何も書かれていないことは、「繰り上げがない」という意味ではないということです。合格発表の日に別の案内で説明される学校もあるので、合格発表のページや、発表と一緒に出される案内まで目を通しておくと安心でしょう。
3. 「確率」を一つの数字で言えない理由
繰り上げ合格は、合格した人の中から、ほかの学校へ進む人がどれだけ出るかで決まります。学校の側は、例年どれくらいの人が入学するかを見込んで最初の合格者を出していますが、その見込みどおりに入学手続きが進めば、繰り上げは出ない。見込みより多くの人がほかの学校を選べば、空いた分だけ繰り上げが出る、という仕組みです。
そして、合格した人がどこへ進むかは、その年の併願の組み方や、上位の学校の合格者数によって変わります。つまり、同じ学校でも、繰り上げが多く出る年と、まったく出ない年があるということ。しかも、何人が繰り上がったかを公表している学校は少ない。桜蔭中のように補欠者の人数(2026年度は32人)は公表していても、そのうち何人が合格になったかは公表していない学校もあります。
ネットで見かける「繰り上げの確率は何パーセント」という数字の多くは、こうした公表されていない部分を推測で埋めたものだと考えておいたほうがよいでしょう。数字が見つからないこと自体が、学校ごとに違うという答えなんです。
4. 学校が公表している数字から、分かること・分からないこと
合格者数や入学者数、補欠者数を見ても、自分に繰り上げの連絡が来る確率までは計算できません。ただ、その学校がどのように合格者を発表し、追加合格を扱っているかを確かめる材料にはなる。数字を見るときは、まず集計の時点と、追加合格を含むかどうかを確かめてください。学校の公式サイトの入試結果で、次の点を見ておくとよいでしょう。
- 合格者数に、追加合格が含まれているか——入試結果の注記を見ます
- 入学者数は確定した数か、ある時点の予定者数か——日付が添えられていることがあります
- 補欠者数だけか、本人の順位まで示されるか——人数だけでは、自分の位置は分かりません
- 過去に追加合格や、連絡終了の案内が出ているか——その学校の動き方を知る手がかりになります
たとえば、神戸大学附属中等教育学校の2026年度は、合格者203名に対して、1月31日時点の入学予定者は86名でした。高槻中学校の2026年度B日程の男子は、募集約40名に対して合格者が292名で、入試結果には「追加合格は含まない」と書かれている。関東では、開成中学校の2026年度が、合格者442名に対して入学者300名です。ここから読み取れるのは、辞退を見込んで、募集人員より多く合格を出す学校があるということまで。この数字から、繰り上げが出やすい学校かどうかや、自分に連絡が来る見込みを割り出すことはできません。
本人に繰上順位が示される場合は、その順位を確かめておきます。ただし、順位が分かっても、その年にどこまで繰り上がるかは別の話です。前の年に追加合格があったからといって、今年もあるとは限らないので、繰り上げを前提に、ほかの学校の入学手続きを遅らせることはしないでください。
5. 電話に出られなかったら:学校の案内に書かれていること
では、繰り上げの電話に出られなかったらどうなるのか。ここも学校によって違いますが、神戸大学附属中等教育学校が2026年度の合格発表の日に出した案内を見ると、どれくらい厳しく扱われることがあるかが分かる。追加合格については、次のように書かれていました。
| 項目 | 案内に書かれていた内容 |
|---|---|
| 連絡の時期 | 1月24日(土)13時頃から、順次連絡する予定 |
| 連絡の方法 | 出願時に登録した緊急連絡先に、学校から電話で連絡する。発信元の電話番号も案内に記載 |
| 連絡の順番 | 総合成績の上位者から。同点の場合は検査成績の上位者を優先 |
| つながらない場合 | 電話がつながらない場合は、入学の意思確認ができないと判断する。学校が指定する時間までに意思を確認できない場合は、追加合格の対象から除外する |
| 終わりの知らせ | 追加合格の連絡を行わない場合や、連絡が終了した場合は、学校のホームページに掲載する |
| そのあと | 追加合格者を対象にした入学予定者招集があり、受検生と保護者のどちらかが欠席すると入学の意思がないと判断する |
表の内容は、左から項目・案内に書かれていた内容です。神戸大学附属中等教育学校「合格者への諸連絡」(2026年1月22日)より。2027年度の扱いは、その年の案内で確かめてください。
一度出られなかったらその瞬間に終わり、とまでは書かれていません。ただ、学校が指定する時間までにつながらなければ、対象から外れるということです。
関東の私立中学校でも、立教池袋中学校の2027年度要項には「繰上合格者には、電話(出願サイトに登録した「緊急連絡先」)で連絡します」とあり、本郷中学校の要項には「電話が繋がり次第、入学の意向を確認します」と書かれています。どちらの要項も、連絡がつかなかったときの扱いまでは書いていない。書かれていないからといって猶予があるとは限らないので、受ける学校の案内に書かれていることを、合格発表の日に忘れずに読み直しておいてください。
また、連絡が電話で来るとも限りません。神奈川県立中等教育学校は、繰り上げの候補であることも、繰り上がったかどうかも、合否照会サイトで知らせると要綱に書いています。電話を待つのか、サイトを確かめに行くのか。そこから学校ごとに違うわけです。
6. 出られなかったときに、すぐやること
折り返し先や連絡のしかたが、学校の案内や留守番電話で指定されている場合は、その指示を優先してください。そのうえで、もし不在着信に気づいたら、まず深呼吸をしてから、次の順番で動くのがおすすめです。慌てて折り返して受験番号が言えずに手間取ると、かえって時間を使ってしまうので。
- 着信の番号を、学校の案内と照らし合わせる——合格発表の日の案内に発信元の番号が書かれていれば、それと同じかを確かめます
- 留守番電話を聞く——折り返しの期限や、かけ直す先が残されていないかを確かめます
- 受験票と、受ける学校の案内を手元に出す——受験番号、受けた回、子どもの名前をすぐ言えるようにします
- すぐに折り返す——着信の番号につながらなければ、学校の代表番号へかけ、学校からと思われる不在着信があったことを伝えて、担当の窓口を確かめます
- 家族に知らせる——もう一人の保護者の電話にも連絡が来ていないか、同じ学校に二重にかけていないかを確かめます
折り返したときは、「受験番号○○番、○○の保護者です。先ほどお電話をいただいたようで、折り返しました」と、受験番号と名前を先に伝えると話が早く進む。長く謝る必要はありません。担当の先生が席を外していたら、こちらの名前と受験番号、つながる電話番号を伝え、何時ごろにかけ直せばよいかを確かめておくと安心です。
7. 出願の段階でできる、電話への備え
電話に出られるかどうかは、当日の運よりも、出願のときの準備で決まるところが大きいものです。入試のあとに慌てないために、出願の段階で次のことを決めておきたいところ。
- 緊急連絡先には、学校が案内する連絡の期間に、日中も対応しやすい電話番号を登録する。追加合格の連絡の終了が別に案内される場合は、その時期まで含めて考えておく
- 仕事で出にくい時間帯がある場合は、その時間に誰が電話を持つのかを家族で決めるか、登録のしかたを前もって学校に確かめておく
- 合格発表の日の案内に発信元の番号が書かれていたら、すぐに電話帳に登録しておく
- 留守番電話が使える状態になっているか、着信音が消えていないかを確かめておく
- 合格発表の日の案内は、PDFなどを保存して、いつでも見られるようにしておく
とくに、知らない番号からの電話には出ないようにしているご家庭は、この時期だけは考え方を変えておく必要があるでしょう。神戸大学附属中等教育学校の例のように、学校によっては携帯電話の番号から連絡が来ることもあります。
そしてもう一つ、併願するすべての学校について、合格発表の日時と入学手続きの締め切りを、一枚の表にしておくことをおすすめします。関西の入試は、合格発表から入学手続きの締め切りまでが1日から数日と短い学校が多い。たとえば清風南海中学校の2027年度A入試は、1月18日(月)9時の発表に対して、入学金の納入締め切りが1月19日(火)14時です。どの学校の、どの締め切りが、いつ来るのか。これが一目で分かるようにしておくと、繰り上げの電話がどのタイミングで来ても、何を決めればよいかがすぐに見えてきます。関東の日程で気をつけたいことは、次の章で見ていきましょう。
8. 関東の学校の案内から:繰り上げの対象と、連絡の時期
本郷や攻玉社のように、2月上旬に複数回の入試を行う学校では、何回受けるかが繰り上げの対象条件にも関わってきます。2027年度の募集要項と要綱から、具体的な決まりを見てみましょう。
| 学校 | 繰り上げについての記載 | 入学金(要項の記載) |
|---|---|---|
| 本郷中 | 2月6日(土)15時以降に電話で連絡。合格発表のときに候補者の発表はない。複数回の実受験者から選び、電話がつながり次第、入学の意向を確かめる | 260,000円(2026年度の参考額)。納めた入学金は返せないと明記 |
| 攻玉社中 | 繰り上げ合格を行う場合は、複数回受験した受験生のみを対象とする(一般学級・特別選抜) | 300,000円 |
| 立教池袋中 | 繰上合格候補者には、合格発表サイトで繰上順位を表示。繰上合格者には緊急連絡先へ電話。試験を1科目でも欠いた受験生は、候補の対象にならない | 300,000円。入学手続きのときは、維持資金の一部100,000円と合わせて400,000円を納める。期限までに所定の辞退手続きをすると、入学金を除く100,000円を返還する規定がある |
| 神奈川県立中等教育学校 | 候補であることを合格発表日に合否照会サイトで通知し、繰り上がったかどうかも期間中にサイトで通知する(校内掲示やホームページへの掲載はしない)。繰り上げは2月16日(火)までに決める | —— |
表の内容は、左から学校・繰り上げについての記載・入学金(要項の記載)です。各校の2027年度(令和9年度)募集要項(立教池袋中は中学一般入試の入試要項)、神奈川県教育委員会の令和9年度入学者選抜の要綱より。年度によって変わることがあるので、受ける学校の最新の案内で確かめてください。
ここから見えることは二つあります。一つは、繰り上げの対象を、その学校を複数回受けた受験生に絞ると書いている学校があることです。本郷中も攻玉社中も、要項にそう明記している。第一志望を1回だけ受けるのか、2回目、3回目も実際に受験するのかは、合格の可能性だけでなく、繰り上げの対象に入るかどうかにも関わってくるわけです。ただ、複数回受けたからといって繰り上げが来るとは限りませんし、受ける回数を増やせば、そのぶん子どもの体力も使う。出願の数は、日程全体の中で決めたいところです。
もう一つは、繰り上げの連絡が、最初の手続きの締め切りのあとに来る場合があること。本郷中の第1回は、2月1日(月)の当日19時頃の発表に対して、入学手続きの締め切りが2月2日(火)15時です。攻玉社中も、第1回の締め切りは2月3日(水)15時。それに対して、本郷中の繰上合格の電話は2月6日(土)15時以降と書かれています。つまり、ほかの学校の入学金を納めるかどうかは、繰り上げの結果を待たずに決めることになる。関東では2月の最初の一週間に締め切りがいくつも重なるので、前の章の一枚の表は、関東のご家庭にこそ役に立つはずです。
9. 電話がつながったときに、慌てないために
本郷中の要項に「電話が繋がり次第、入学の意向を確認します」とあるように、繰り上げの電話がつながると、その場で入学するかどうかの意思を聞かれることがあります。何日も考える時間があるとは、思わないほうがよいでしょう。そのときに迷わないためには、電話が鳴る前に、家族で次のことを決めておくのが確かです。
- 受けた学校すべての、行きたい順番——繰り上げの連絡が来たら受けるのか、すでに決めた学校に進むのかを、学校ごとに決めておきます
- 入学金を二重に払うことになってもよいか——すでに納めた入学金は戻らない学校が多いので、その金額を受け入れられるかを話し合っておきます
- 子ども本人の気持ち——親の順番と子どもの順番が同じとは限りません
入学金については、たとえば清風南海中学校の2027年度募集要項に「いったん納入された入学金は、いかなる理由があっても返金いたしません」と書かれています。須磨学園中学校のように、入学手続きを「入学予約手続き」と「入学完了手続き」の2段階に分けている学校もある。どの時点で、いくら払うと、何が戻らないのかは、学校ごとに違います。併願校の募集要項の「納入金」の欄を、締め切りの表と一緒に書き出しておくと判断がしやすくなります。
それでもその場で決めきれない場合は、正直に「家族と本人に確かめたいので、○時までにお返事してもよろしいでしょうか」と、具体的な時刻をつけて相談してみてください。待ってもらえるかどうかは学校によりますが、時刻をはっきり示せば、学校の側も次の段取りを考えやすくなります。辞退する場合も、できるだけ早く、はっきり伝えること。それが、次に電話を待っている誰かのためにもなります。
10. 待っているあいだ、子どもにどう向き合うか
指導にあたっている教師からよく聞くのは、繰り上げを待っている時期は、子ども以上に親のほうが疲れてしまう、という話です。親がスマートフォンばかり見てため息をついていると、子どもは「いま決まっている学校では、親は満足していないのかもしれない」と感じ取ってしまう。せっかく合格した学校のことを、子どもが素直に喜べなくなるのは、とてももったいないことです。
着信の確認は大人が引き受けて、子どもの前では、進学が決まっている学校の話をする時間を増やしてあげてください。部活動のこと、通学のこと、新しい友だちのこと。繰り上げの電話が来ても来なくても、子どもがここまでがんばってきたことの価値は変わりません。その気持ちを先に伝えておくことが、どちらの結果になっても前を向ける支えになるはずです。
待つ期間を、家族でいつまでと決めておくのも一つの方法です。学校がホームページで「追加合格の連絡を終了しました」と知らせることもあります。その掲示や、入学予定者の招集日を一つの区切りにすると、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。
11. 繰り上げで入学したあとのこと
繰り上げで合格すると、「最後に滑り込んだのだから、入学してからついていけないのでは」と心配される保護者の方もいらっしゃいます。ただ、繰り上げで合格したことだけで、入学後についていけるかどうかを決める必要はありません。気になることがあれば、学校からの課題や入学準備の案内を確かめて、無理のない範囲で復習する内容を選んでいきましょう。
受験を終えたあとは、休む時間も、新しい生活を楽しみにする時間も大切にしたいところです。どの経路で入学したかよりも、これから何を準備するかを、本人と一緒に考えていければと思います。
12. この準備を、誰と一緒にやるか
ここまでの準備のうち、連絡先の登録や、締め切りの表づくり、家族での順番決めは、ご家庭で進めていただけるもの。受ける学校の募集要項と合格発表の日の案内を読めば、必要なことはたいてい書いてあります。
一方で、併願校の組み方そのものは、お子さまの得点や、どの学校の問題に強いかによって変わってきます。どこを第一志望にして、どの日にどの学校を受け、どの学校の手続きを先に済ませておくか。繰り上げに頼らなくてもよい組み方を、入試の前に作っておくことが、結局はいちばんの備えになると考えています。その判断には、過去問の得点や答案の中身が手がかりになるので、一対一で答案を見ながら整理する意味が出てきます。
登録している教師
近畿で中学受験の指導実績がある教師:23名
うち8名は、灘・甲陽学院・東大寺学園・洛南・西大和学園・大阪星光学院・神戸女学院・四天王寺などの最難関校の合格者を指導した実績があります。学生講師は在籍していません。ご希望の内容については、学年や必要な指導内容、教師の担当状況を確かめたうえで、ご案内できる教師がいるかをお伝えします。指導実績のある教師を含め、時期や条件によってはご案内できない場合もあります。
在籍状況は時期により変わります。担当できる教師がいるかは、教育相談フォームからお問い合わせください。
関東エリアの登録教師:11名
ご相談は、学年、通っている塾、受ける予定の学校、直近の模試や過去問の得点から始められます。併願校の合格発表と手続きの締め切りを並べ、どの日にどの学校を受けると無理がないかを、一緒に整理していきましょう。答案があれば、どこで点を落としているのかもあわせて見ますし、資料がない場合は、まず状況をうかがうところから始めます。ご相談だけで終えていただいても構いません。
家庭教師を検討される場合は、プロフィールを見て教師を指名していただくことも、ご相談のうえで当ネットワークからご案内することもできます。初回1時間の体験授業は無料で、面談と同じ日に行います。体験は何人の教師でも受けられますが、1人ずつ順番で、次の教師の体験に進むと前の教師にはご依頼いただけなくなります。指導料は教師ごとに決まっていて、1時間3,500円〜7,000円。指導した時間分と交通費を月末に教師へ直接お支払いいただく形で、入会金や教材費、解約金はかかりません。詳しくは費用についてと授業開始までの流れにまとめてあります。
ここまで読んで、どれが近いですか
繰り上げ合格について、よくうかがうのがこの5つです。当てはまるものはありますか。
- 併願校の組み方に、繰り上げを当てにしてしまっている気がする得点と日程から、繰り上げに頼らない組み方を一緒に考えます。
- 第一志望の過去問で、合格最低点まであと少し届かない答案から、どこで点を落としているかを確かめます。
- 入学までに、何を復習しておけばよいか知りたい学校の課題や入学準備の案内を見ながら、無理のない範囲で復習する内容を一緒に選びます。
- 電話に出られなかったときの動き方を知りたいこの記事の第5章と第6章にまとめています。相談は不要です。
- 出願の段階で準備しておくことを知りたい第7章から第9章に、関西と関東の例とあわせて載せています。
学年と、受ける予定の学校だけでもお話をうかがえます。
それでも、一度お話を聞かせてください
電話への備えは分かったけれど、そもそも今の併願の組み方で大丈夫なのか、第一志望にあと何点届かないのかが分からない、ということがあるかもしれません。
繰り上げは、待つものではあっても、当てにするものではありません。入試の前に、どの学校の合格で安心して入試を終えられるかを決めておければ、繰り上げの電話が来ても来なくても、落ち着いて判断できるようになります。
学年と、受ける予定の学校、直近の模試や過去問の得点をお知らせいただければ、併願校の日程と締め切りを並べ、どこに無理があるかを一緒に整理します。答案の写真があれば、点を落としている場所もあわせて見ます。
ただ、お話だけで、合格の見通しや繰り上げの可能性までは判断できません。いまの塾と家庭学習で対応できそうなら、そうお伝えしますし、ご相談したからといって、その場で家庭教師の利用を決めていただく必要はありません。
力になれることがあるなら、なりたいと思っています。
合格や成績の伸びをお約束することはできません。繰り上げ合格の有無や連絡の時期について、当ネットワークがお答えすることはできません。学校の案内でご確認ください。
体験授業を受けたうえで、家庭教師が要らないと判断されたときは、そう言っていただいて構いません。
この記事で扱っていないこと
この記事では、個別の学校の繰り上げ合格の人数や、今年の見通しには触れていません。多くの学校が繰り上げの人数を公表しておらず、年度によっても大きく変わるからです。入学金や授業料の返還について、法律上どう扱われるかという話にも踏み込んでいません。連絡の方法や期限、納入金の扱いは、受ける学校の募集要項と合格発表の日の案内が正式なものですので、そちらで確かめてください。
まとめ:電話の前に、決めておく
この記事の要点
- 繰り上げ合格に「どの学校でも何パーセント」という確率はない。出すかどうか、何人かは学校と年度で変わる
- 公表されている数字で分かるのは、合格の出し方や追加合格の扱いまで。自分に連絡が来る確率は計算できない
- 電話がつながらなければ意思確認ができないと判断し、指定時間までに確認できなければ対象から外す、と明記した学校の例もある
- 出られなかったら、案内の発信元番号と留守電を確かめ、受験番号を手元に出してすぐ折り返す
- 出願のときに、学校が案内する連絡の期間に対応しやすい番号を緊急連絡先に登録し、家族で着信の担当を決めておく
- 関東では、繰り上げを複数回受けた受験生から選ぶと書く学校や、連絡が最初の締め切りのあとに来る学校、電話ではなくサイトで知らせる公立の学校もある
- 併願校の合格発表と手続き締め切り、納入金の扱いを一枚の表にしておく
- 行きたい順番と、入学金を二重に払ってもよいかを、電話が鳴る前に家族で決めておく
今日できること
受ける予定の学校の募集要項を開いて、「繰上」「追加合格」「補欠」「緊急連絡先」「入学金」という言葉を探してみてください。書いてあること、書いていないことを、学校ごとに一行ずつメモしておく。書いていない学校は、合格発表の日の案内で確かめる、と予定に入れておくだけでも、入試の後に慌てる場面がずいぶん減るはずです。
よくある質問
繰り上げに頼らない併願を、
入試の前に組み立てておきませんか
学年・受ける予定の学校・直近の得点から、
日程と締め切りに無理がないかを一緒に整理します。
入会金・解約金なし|プロ家庭教師のみ登録制|教師の変更も無料